第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第17節早大20-12-01桐蔭横浜大【得点】(早大)58’駒沢 直…

第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第17節
早大0-1
2-0
桐蔭横浜大
【得点】
(早大)58’駒沢 直哉、73’駒沢 直哉
(桐蔭横浜大)11’水野 颯太

 後期リーグ開幕からここまで勝利なしと最下位に沈んでいる早大。「球際」や「走力」に課題が残った前節・東洋大戦から「フレッシュかつ攻撃的かつ桐蔭横浜大に対しての対策として、相手のウィークをつける選手を選びました」と外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)が語るようにメンバーを大幅に入れ替え、リーグ3位・桐蔭横浜大に挑んだ。前半から積極的な攻撃を見せ、何度もゴールに迫るが中々得点に結びつかない。その後、前半11分に先制点を許したものの、後半に入り左サイドから右サイドに位置が変わったMF西堂久俊(スポ4=千葉・市船橋)とFW駒沢直哉(スポ2=ツエーゲン金沢U18)のコンビによって2点を追加。見事逆転し、後期リーグ戦初勝利を飾った。

 


前期桐蔭横浜大戦(●6月15日)以来のスタメン出場となった西堂。左サイドとして起用され、後半から右サイドを務め上げた。「一つ序盤に突破みたいなものができるとノる部分はあります」の言葉通り、序盤から積極的な攻撃を仕掛け、2アシストの活躍を見せた。調子は上向きのようだ

 前半開始早々に相手にゴール前までの侵入を許すも決定機を与えない。早大は、何度か得点のチャンスが訪れるが上手く噛み合わず、得点に至らない。目まぐるしい攻守の切り替えが繰り広げられる中、均衡を破ったのは桐蔭横浜大。前半11分、MF山内日向汰(桐蔭横浜大)がゴール前まで攻め込みシュートを打とうとしたところに、GKヒル袈依廉(スポ2=鹿児島城西)が引き付けられてしまう。こぼれ球に反応したMF水野颯太(桐蔭横浜大)が、DF西尾颯大(スポ4=千葉・流通経大柏)と1対1という状況のガラ空きのゴールに豪快にシュート、ボールはネットに吸い込まれた。先制点を許した早大であったが、その後失点をひきづることなくMF山下雄大(スポ4=柏レイソルU18)、MF植村洋斗(スポ3=神奈川・日大藤沢)、MF安斎颯馬(社2=青森山田)を中心に攻撃を組み立て何度も相手ゴールを脅かす。しかし、中々得点にはつながらず前半を1点ビハインドで折り返す。


西堂との絶妙なコンビネーションを見せ、2得点を奪いチームを勝利に導いた駒沢。「ア式蹴球部100人全員で関東の勝利に向かっている良い状態」と現在のチーム状況を語った。「その気持ちを忘れずにピッチ上で体現し、やることを徹底したい」と次節以降を見つめている

 後半開始から安斎、西堂のサイドを入れ替え、サイドからの攻撃を展開。積極的な仕掛けを見せたのは、西堂と駒沢だ。西堂が右サイドを駆け上がり、相手を剥がし敵陣深くまで侵入。駒沢はシュート、ヘディングと果敢にゴールに挑んだ。後半の流れを掴んだ早大は58分、西堂のクロスに駒沢が合わせゴール。1点を取り返す。続く73分にも西堂のヒールパスから駒沢が得点。逆転に成功する。その後はどちらにも決定機は訪れず。終盤は桐蔭横浜大に押し込まれる時間が続く。それでも、Jリーグに内定している相手の屈強な攻撃陣を、今節キャプテンを務めたDF平瀬大(スポ4=サガン鳥栖U18)とDF神橋良汰(スポ2=川崎フロンターレU18)のCBコンビを中心に抑え、追加点を許さない。そのまま試合終了。2-1で渇望していた後期初勝利を手にした。


初めての関東リーグスタメン出場となった神橋。強力な攻撃陣を見事押さえ込む活躍を見せ、外池監督に「彼みたいな選手が監物(拓歩、スポ4=清水エスパルスユース)に代わって出てきたのは、チームにとって大きなプラス材料」と言わしめた

 今節のハイライトは7試合ぶりの複数得点の獲得と、スタメンを外れていた選手の復調と新たな力の活躍だ。チームの活力となったのは、長らくスタメンから外れていたMF西堂、ここ数試合途中出場が多くなっていたFW駒沢、前期東洋大戦以来の出場となるMF東廉(スポ2=清水エスパルスユース)、関東リーグ初スタメンとなるDF神橋。それぞれ攻守で存在感を発揮し、次節以降にも期待がかかる。ここまで、早大の得点数は関東リーグ全チームで最下位。今季、チームは得点力不足に悩んできた。今節は2得点と久しぶりの複数得点を獲得し、FW駒沢の覚醒も見られるなどチームとして長期間かけて取り組んできた課題に幕が下されるのももう間近だろう。次節は、前期0-2と苦杯を嘗(な)めさせられた国士舘戦。このままの勢いで勝利を重ねていきたいところ。残り6節、残留に向け負けられない戦いは続く。

(記事 水島梨花 写真 髙田凜太郎、池上楓佳)


駒沢は「早稲田ア式蹴球部全員でつかんだ勝利」と試合後に振り返った。スタンド、ベンチ、ピッチが一体となり掴んだ勝利だ

 

早大メンバー
ポジション背番号名前学部学年前所属
GKヒル 袈依廉スポ2鹿児島城西
DF◎平瀬 大スポ4サガン鳥栖U18
DF12藤本 隼斗スポ3柏レイソルU18
DF24西尾 颯大スポ4千葉・流通経大柏
DF27神橋 良汰スポ2川崎フロンターレU18
MF安斎 颯馬社2青森山田
MF10植村 洋斗スポ3神奈川・日大藤沢
MF11西堂 久俊スポ4千葉・市船橋
→79分20水野 雄太スポ4熊本・大津
MF19東 廉スポ2清水エスパルスユース
→65分17本保 奏希スポ1JFAアカデミー福島
→90+4分小倉 陽太スポ3横浜FCユース
MF31山下 雄大スポ4柏レイソルU18
→81分平松 柚佑スポ3山梨学院
FW18駒沢 直哉スポ2ツエーゲン金沢U18
→77分33小松 寛太教3東京・早実
◎=キャプテン
監督:外池大亮(平9社卒=東京・早実)
関東大学リーグ戦1部 順位表
順位大学名勝点試合数得点失点得失差
明大3516112341618
東京国際大3216351322
桐蔭横浜大29165321814
法大28162422
東洋大2716261511
筑波大25161915
拓大22162929
国士舘大20162318
駒大16162033−13
10早大11161126−15
11流通経大11161948−29
12順大16111332−19
第17節終了時点
コメント

外池大亮(平9社卒=東京・早実)

――久しぶりの勝利となりました。今の率直な気持ちをお聞かせください

 うれしいです。自分たちがこの難しい1年の中で目指してきたものや取り組んできたもののかたちを振り返り、やはりゴールというのが足りてないということを再確認しました。上手くいってるや空気が良くなったという姿勢以上に我々の早稲田のサッカーをかたちにするのはゴールだよねというところで、それを確認して試合に向かいました。本当に最後までゴールをみんなが目指し続けてくれてうれしかったです。

――今節も前節の東洋大戦から中盤の人選やかたちを変更したように見受けられましたが、どのような構想がありましたか

 一つは連戦なので、フレッシュかつ攻撃的かつ桐蔭横浜大に対しての対策として、相手のウィークをつける選手を選びました。後はコンディションがすごく上がってきた選手もいたので、良い意味でそこをリフレッシュしていくことで、ただ突き詰めていくだけでなくチーム全体のエネルギーとか、全体の中でのアクセントだったりそういったものを俯瞰して見た時に、今日のような人選が我々にとってパワーが出るのではないかと思って選びました。

――開始早々に失点をした中で、ゲームプランが狂ってしまった部分もあったと思いますが

 逆に点を取るということが明確になったので、前半からゴールに向かう姿勢とかチャレンジする場面が多かったです。なかなか(点が)決まらない中でもそれを挫けることなく、諦めることなくやり続けたというところに、前半それから後半を通じて手応えを感じています。

――後半見事2ゴールを奪っての逆転勝利となりました。2ゴールとも流れの中から一つ狙っていたかたちが出た部分はありましたか

 練習する時間がそこまでなかったのですが、個人のイメージというところもありますし、その狙いの部分は共有していました。何よりも個々がゴールに向かう、ゴールを見るというところ、そして相手とどうやって駆け引きをしていくかというマインドセットをもう一つ、今日の試合の全てに掲げるくらい注入してきました。そこに対し、みんなが意識を持って取り組んでくれたと思います。

――得点に絡んだ駒沢選手や西堂選手だけでなく、安斎選手、東選手といった攻撃陣が今日はかなり調子も良く、常にゴールにベクトルを向けられていたように思えました。外池監督からはどう映っていましたか

 元々持っている力はある選手です。やはりチームがどうしても難しかったりすると、形とか戦い方とかそういったところの部分に落とし込んでしまいがちな、サッカーの追究をどうしても論理的にやろうとしてしまうメンバーが集まっています。そこに対して、もう一個そうじゃないんだという非認知的なところ。相手も我々を見て守備をしてくるし、その時に自分たちだけがやろうとするんじゃなくて、相手が嫌がることだったり、相手の目先とかゴールの見える視界というものを少しずつ変えていったりすることで、相手の守備慣れを防ぐことに繋がります。後半、西堂と安斎の位置を変えたというのは彼らがすごく上手くそういったところを引き取ってくれました。彼らはそういった力もあ理、アイデアもあるので、そこをみんなで共有してゴールにつながったのはとても良かったと思います。

――先程もあった通り、今日は1失点した中でも再びゴールに向かえた。今までだったら沈んでしまっていた部分で、もう一度切り替えられたというのはチームとして一つ改善できたところなのかなと思いますが

 そうですね。この間の東洋大とのゲームもその前の1週間で、我々のあり方とか自分たちの置かれている状況に対する整理とか、そこにある課題に対して本当にみんなでぶつかり合い見つめ合ってきました。そういう場面を作れたので、今日の応援もそうですけど、みんなが試合に出てるメンバーだけじゃなくて部として一つ手応えを共有できたというのはとても大きいです。日頃やっているところ、明治戦で負けてから取り組んできたことがこういうかたちになったというのは、明るい兆しだと思います。

――監督からも試合中に「愚直に」という言葉が発せられていた中、前節に続き球際や走力の部分で相手に負けずにできたところもチームとして大きいと思いますが

 「愚直に」は試合前ここで桐蔭横浜大の監督の安武さんと話をしていたら、「早稲田はいつも外池さんが『愚直に』と言っていてそこが早稲田の強さですよね」という言葉を頂きました。「でもなかなか今上手くいってないんですよ」という話をしながら、改めてやっぱり我々は「愚直に」やることが自分たちの強みなんだなと思いました。ただその愚直さというのは姿勢だけであって、アイデアとかヒントをそこに付け加えられるのも我々の早稲田らしさだと僕は思っています。そういったところが今日は色々な局面で出てきていました。サッカーというのはそういったところが一番面白いというか、突き抜けようとするとゴールを破るというかゴールのラインを超えていく、それって普通に板の上ではなかなかできない、それだけじゃ整理できないところだと思うので、安武さんにそういう話をしてもらったのがきっかけかなと思います。

――ここからも連戦が続いてきいます。残留に向けてこの1勝にとどまらず勝ち続けていきたい中、どのように臨まれますか

 本当に一試合一試合でしかないので、その目の前に来る一試合に対してまさにみんなが愚直に、ゴールに向かうところだったり、改めてチーム一体となって向き合っていくというみんながこのタイミングになって気づけたのは今年のチームの大きな成果です。そのプロセスをつくり続けていけば、必ず自分たちが残留という目標にしっかり到達するのではないかと思っています。

※囲み取材から一部抜粋

――東洋大戦から4バックに戻されましたか

 そうですね。ただどちらかというと相手対策がちょっと強くて、特に桐蔭横浜大は2トップとサイド、10番の水野君(颯太)がポイントだなと思っていたので、そこのチャレンジは3バックでいって後ろが疲れるのも嫌だし、4でいって少し前と後ろが分かれるようになったとしても守備意識をそこに持たせて、4とアンカーで上手くそのスペースを消すという意味では今日神橋(良汰、スポ2=川崎フロンターレU18)が初めてスタメンだったと思うのですが、本当によくやってくれました。彼みたいな選手が監物(拓歩、スポ4=清水エスパルスユース)に代わって出てきたのは、チームにとって大きなプラス材料じゃないかなと思います。

――今日の勝利と前の勝利といずれも西堂選手の活躍が鍵になっていると思いますがいかがですか

 彼は整理できてくると言葉にも重みが出てきたり、一つプレーが明確になっていって顔つきが変わってきます。今日も最初からいっていたし、左右変わるということに対しても自分の良さをどう出すかというところを明確にしていました。彼は相手を常に見て戦えるというかプレーできる選手なので、そこは内定とかも関係なく一つのパワーというか我々にとってのストロングを生かす。それを使ってああいった1点目とかも駒沢は本当に信じて走ってなかったら本当に合わせられないくらい早いタイミングでアウト気味にいれていたりしたので、練習ではあれがハマっていなかったのですが、あそこは出てくるよという話をしてやっていたので、信じて走るというのがかたちになってよかったなと思います。これを続けなければならないと思います。

――今日は平瀬大(スポ4=サガン鳥栖U18)が素晴らしいパフォーマンスを見せていたと思いますが監督から見ていかがでしたか

 キャプテンマークを巻いて出ていましたし、3年間なかなか難しかった中で本当にこの1年で早稲田の中で成果を出してというところはしっかり見据えられていると思います。本当に一つ一つ、あいつもどちらかというと感覚タイプですが、やはりサッカーというのはそういったことが面白いというかそれが魅力だと思います。我々はそういうところとロジカルなところの組み合わせでサッカーを捉えていく、それが一番本質です。論理的にだけでサッカーは語れないと思うし、そういう意味では彼らの活躍というのは今チームに良い影響をもたらしていると思います。

――勝った時にバンカラ早稲田とおっしゃられますが、どういった定義ですか

 バンカラというのは、早稲田の学生が昔、昭和の成長期辺りに学生運動などが起きた時に、その中で学生が世の中にあらがっていくとか、こうじゃないだろと思ったりとか、それを突き抜けていく力のことを指します。現在、大学サッカーというピラミッドに入っています。それを越えていくことを考えたりそれに対してアクションを起こすことは一つ僕が早稲田として持ち続けていく資質だと思います。そういうところでバンカラ早稲田という言葉を使いました。

MF西堂久俊(スポ4=千葉・市船橋)

――チームとして久しぶりの勝利となりましたが、今の率直な気持ちを教えてください

 チーム内でいろんなことがあって、前節から4年生が今まで以上に強い覚悟を持って臨んでいくとなった中での今日は2試合目でした。前節は惜しくも東洋に負けてしまいましたが、本当にそこでブラさず切らさずに、3、4年生を中心にもう一度引っ張って中2日と短い中、今節に向かってきました。それで逆転勝利というかたちで勝ち点3取れたのは本当に試合が終わって率直にうれしいです。

――ご自身としては久しぶりの先発出場となりましたが、どのようなことを考えてこの試合に臨まれましたか

 今シーズン、ケガなどいろいろあってコンディションもなかなか整わなかったです。久々の先発で多少意識する部分もあったのですが、下級生のころからの経験で先発出場には慣れているので、そういった部分ではいつも通り自分のやるべきこととチームを鼓舞する部分だったり、最初から声の部分やプレー以外の部分というのは意識してスタートからやっていこうという心持ちではありました。

――前半は左サイドでの出場となった中、ここ最近左サイドでの起用が多くなっていますが感触はいかがですか

 どちらのサイドでもやり辛さというのは特にないです。ただ相性的な部分だったりやはり相手との兼ね合いがあります。サッカーは、その中で前半後半で位置が変わってその場所で都度都度コミュニケーションを取って、サイドバックや中盤と連携してやるだけなので、サイドの起用に関しては特にないです。

――右サイドに移った後半は2ゴールに絡む活躍を見せました。駒沢選手と息の合った連携でしたが、その場の感覚で生まれたプレーでしたか

 それで言うと感覚で(駒沢を)見ていたわけじゃないので、練習から僕は変なタイミングで上げるというのは言っているし、中の選手もわかっていると思うので、その点でようやく合ったという感じですね。そこは練習含めコミュニケーションをとっている部分なので、感覚であったということが得点につながったと思います。

――今日はドリブルで強引に仕掛けて相手を剝がすプレーが多く見られて、ご自身としても調子が上がってきているように見られましたが、実際いかがでしたか

 やはり一つ序盤に突破みたいなものができるとノる部分はあります。しかし、その中で突破ができなくても、上手くいかない中で声とかピッチ内で放つオーラだったりとかが今求められています。周りに与える影響というのが本当に大きいなと感じるので、プレー以外の部分でもより意識できたらと思います。

――チームとしてもシュートシーンや敵陣に押し込むシーンが増えた要因みたいなものは何かありますか

 今シーズン通してではあるのですが、ここ数試合得点前にという部分は監督とかチーム全体として強い意識を持っている中で、そういった日ごろからの意識づけがチーム全体に普及してそれが前に前にという意識だったりシュートだったりゴールに結びついたのかなと思います。

――ここから連戦が続く中、残留に向けてどのように個人としてチームとして臨んでいきたいですか

 10月まだ残りの試合や連戦もあって、試合数も多いので、厳しい状況には変わりないです。その中で本当に切らさずブラさず、3、4年生中心に上級生が引っ張って、残留に向けて一つ一つ勝ち点を積み上げていければなと思います。

――外池監督のインタビューの際にバンカラ早稲田という言葉が話題に上がりました。西堂選手はこの言葉が好きだという話を聞きましたが実際いかがですか

バンカラ、嫌いじゃないけどそんなにめっちゃ好きというわけでもないです(笑)。まだDRIVEのほうが好きです。監督が好きなだけです(笑)。

FW駒沢直哉(スポ2=ツエーゲン金沢U18)

――チームとしてもがき苦しんだ中つかんだ勝利、今の率直な気持ちを聞かせてください

 今日は早稲田ア式蹴球部全員でつかんだ勝利だなと思っていて、本当にすごくうれしいです。

――ここ最近、途中出場での起用が続いていた中での先発出場ということで何か意識の変化みたいなものはありましたか

 最近、途中交代で出ていて自分自身あまり思い通りのプレーもできていませんでした。チームとしても依然として難しい状況です。しかし、今日はスタートから出させてもらたので、チームとして何か変わるきっかけというのに自分がなれればいいなと思いました。その中で、勝利という結果に関われたので、そこは率直に良かったなと思います。

――開始早々に失点をした中、チームとしてはそこからギアを落とさず攻めの姿勢を貫くことができたと思います。ピッチ内での声掛けや駒沢選手 自身が考えていたことは何かありましたか

 入りから悪くなくて、あの失点に関しては相手の選手が上手かったし、自分たちの一瞬の隙というのもあったのかもしれませんが、そこにくよくよしてるというよりは自分たちは勝つしかないし、それなら前に行こうというところでした。自分は一番前の選手なので前向きな声というのは意識して走っていきました。

――後半に入って2ゴールと逆転勝利に貢献されました。まず1点目を振り返ってみていかがでしたか

 クロスのタイミングなのですが、久君(西堂、スポ4=千葉・市船橋)のタイミングが難しくて、今日のアップでもなかなか合いませんでした。しかし、タイミングが難しいというのは逆に考えればディフェンスは対応できないということです。自分と久君だけが分かっていれば点が取れるので、そこを今日試合でかたちにできたというのはすごく良かったと思います。

――あのシーンはアイコンタクトとかはあったのですか

 いや、特にないですけど、久君はもうできるって信じてたし、自分はそこに入るだけなので、すごいパスを出してくれて後は自分が仕事するだけという感じでした。

――2点目を振り返ってみていかがでしたか

 あそこも連携というかみんなのゴールしたいという気持ちがあのかたちにつながったなと思うし、最後の部分は自分は決めるだけで、そこの決定力というのは自分の長所なので、しっかり決めきれたというのは良かったと思います。

――キーパーの股を抜いたシュートでしたがコースは見えていましたか

 角度がなかったので、ニアの上か股かという感じで、一瞬だったのであまり考えてはいなかったですけど無意識に蹴っていました。

――チームとして得点力が課題となっていた中、複数得点をあげられたことは一つ明るい材料になると思いますが

 今リーグ通して早稲田が一番得点少ないという本当にFWとして責任を感じています。後ろが今日あれだけ頑張ってくれていたので、やっと勝利というかたちで答えれて、そこはホッとしています。今日の前半も決定機がいっぱいありましたし、自分自身今日シュートを5本か6本打っているので、それで2点というのはもっとできるなと思っています。

――そういった中でも結果が残せたという点では、ご自身のなかでも吹っ切れた部分はありますか

 そうですね。人生初というかこんなに勝てなかったり自分が点できなかったりというのは本当に初めてで、光が見えないという感じでした。でも今日一個結果が出せて自分たちがやってきたことは間違ってなかったというのは分かりました。自分たちは崖っぷちなので、この結果に満足せず、また次すぐに試合が来るので謙虚にやっていきます。

――ご自身としてここから何ゴール目指していきたいですか

 今年まず掲げていたのが10ゴールだったので、まだ3ゴールだから後7ゴール。もちろん残留というのがまずベストですけど、そこに自分がゴールというかたちで答えられたらなと思います。

――最後にここからの連戦に向けての意気込みをお願いします

 今、早稲田として今日も部員が授業も休んでみんな見に来てくれました。声出し応援がなくても手拍子などが伝わり、本当にア式蹴球部100人全員で関東の勝利に向かっている良い状態だと感じました。その気持ちをプレーで表せるのが自分です。その気持ちを忘れずに後はやることだけを徹底してやっていきたいなと思います。

 

※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません。