プレミアリーグ第10節、ブライトンvsトッテナムが8日にアメックス・スタジアムで行われ、アウェイのトッテナムが0-1で勝…
プレミアリーグ第10節、ブライトンvsトッテナムが8日にアメックス・スタジアムで行われ、アウェイのトッテナムが0-1で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は67分から途中出場した。
現在、1試合未消化ながら4位に躍進するブライトンは前節、デ・ゼルビ監督の初陣となった敵地でのリバプール戦をトロサールのハットトリックの活躍で3-3のドローに持ち込んだ。初白星こそ逃したものの、新体制で力強いスタートを切った新生シーガルズは、新指揮官のホームお披露目試合で強豪を迎え撃った。リバプール戦からメンバー変更はなく、前節存在感を示した三笘は引き続きベンチスタートとなった。
一方、トッテナムは前節、宿敵アーセナルとのノースロンドン・ダービーに1-3で完敗。バウンスバックを図った敵地でのチャンピオンズリーグ(CL)のフランクフルト戦では0-0のドローと最低限の勝ち点1を持ち帰ったものの、枠内シュート0と自慢の攻撃陣が不発に終わる難しい2試合を強いられた。さらに、6日には昨年からフィジカルコーチに就任したジャン・ピエロ・ヴェントローネ氏(享年62)の急逝という訃報が届き、クラブ内に激震が走った。
超過密日程に加え、クラブ内で絶大な人気を誇ったヴェントローネ氏の逝去という心身ともにタフな状況に追い込まれたコンテ率いるチームは、週明けにフランクフルトとの重要なリターンマッチを控える中、難敵とのアウェイゲームに臨んだ。フランクフルト戦からは先発4人を変更。3試合停止のエメルソンに代わってドハーティが今季初先発を飾ったほか、ラングレ、ペリシッチ、リシャルリソンに代わってベン・デイビス、セセニョン、古巣初対戦のビスマが入り、[3-5-2]に並びを変更した。
イタリア人指揮官同士の注目の上位対決は、アウェイのトッテナムが優勢な入りを見せる。
開始直後にソン・フンミンの直接FKでいきなりGKサンチェスにセーブを強いると、7分にはベンタンクールのミドルスルーパスにドハーティが抜け出してボックス内に持ち込むが、ゴール前でボールコントロールを誤ってフィニッシュまで持ち込めない。さらに、11分には左サイドで深い位置に抜け出したセセニョンのクロスをファーに飛び込んだドハーティがボレーで合わせるが、これを枠に飛ばせない。
その後はビルドアップの苦戦をやや改善したブライトンが押し返すが、先にスコアを動かしたのはトッテナム。22分、直前に良い崩しからベンタンクールのミドルシュートでゴールへ迫ったアウェイチームは、そのプレーで得た右CKの二次攻撃からボックス右のソン・フンミンが左足のシュート。ゴール前のケインがうまく身体をかがめて頭でコースを変えると、これがゴール左隅に決まった。
ケインのリーグ4試合連続ゴールで均衡が破れた試合は、ここからホームチームがボールの主導権を奪い返して攻勢を強めていく。遅攻ではなかなかフィニッシュまで持ち込めないものの、序盤劣勢だったセカンドボール、球際で上回ってカウンターの形から決定機まで持ち込む。
しかし、28分のカイセド、44分のウェルベックの鋭い枠内シュートはGKロリスのビッグセーブに阻まれ、マーチのミドルシュートやダンクのセットプレーは枠を捉え切れなかった。
トッテナムの1点リードで折り返した試合は後半も一進一退の攻防となる。後半は完全にカウンター狙いのトッテナムはソン・フンミンやセセニョンの裏抜けから際どいシーンを作り出す。さらに、62分にはボックス付近でうまくDFと入れ替わったケインにビッグチャンスも、振り向きざまの右足のシュートはわずかに枠の左に外れる。
後半も決定機まであと一歩という状況が続くブライトンは67分にエストゥピニャンを下げて切り札の三笘を投入。左のウイングバックに入った日本代表は投入直後に得意のカットインから続けてシュートシーンを作るが、いずれも相手守備陣のブロックに阻まれる。
三笘の投入で迫力を増すホームチームに対して、2点目を奪って試合を決めたいトッテナムは後半半ば過ぎに決定機。75分、裏へ抜け出したソン・フンミンがボックス手前から左足のコントロールシュートをゴールネットへ突き刺すが、これはオフサイドの判定で認められず。
後半半ばから終盤にかけては攻めるブライトン、守るトッテナムという構図がより明確に。逃げ切りを図るアウェイチームはビスマ、ソン・フンミン、ケインを下げてリシャルリソン、ペリシッチ、スキップの投入した。
何とか相手の堅守をこじ開けたいブライトンは三笘を起点にボックス付近での細かい崩しでチャンスを窺うが、トッテナムの身体を張った守備を前に最後のところで精度を乱され、ウェルベックらがチャンスをモノにできない。
そして、試合はこのままタイムアップを迎えケインのゴールを最後まで守り切ったトッテナムが、ヴェントローネ氏に捧げる魂の勝利を手にして公式戦3試合ぶりの白星とした。一方、善戦も敗れたブライトンは新体制初黒星に。