2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国> 大会7日目の10月6日、女子団体決勝トーナメント準々決勝で日本(世界ランク2位)がスロバキア(同30位)をマッチカウント3-0で下し、4大会連続のメダル獲得が決まった…

2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国> 

大会7日目の10月6日、女子団体決勝トーナメント準々決勝で日本(世界ランク2位)がスロバキア(同30位)をマッチカウント3-0で下し、4大会連続のメダル獲得が決まった。

グループリーグで完勝しているスロバキアと再び対戦した日本。今回は伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)の2枚看板を揃え、盤石の布陣で臨んだ。

第1試合、伊藤美誠(スターツ/世界ランク6位)はグループリーグでも勝利しているラボショバー(同178位)と対戦。

伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba

第1ゲーム、相手のドライブをカウンターで打ち抜くなどして伊藤が5-0とリード。その後ミスが続き終盤で1点差に迫られたが、慌てることなく11-9で先制。

第2ゲームは相手を左右に振って台から下がらせスマッシュで仕留める展開で圧倒すると、第3ゲームもサーブ・レシーブで有利に立ってストレート勝ちをおさめた。

第2試合は、早田ひな(日本生命/世界ランク5位)対スロバキアのエース・バラージョバー(同48位)のサウスポー対決。

相手のYGサービスに苦しみ序盤はバックハンドにミスが出た早田だったが、6-9から5連続ポイントで逆転して第1ゲームを奪う。

第2ゲームは相手のフォア前に逆横サーブを集めて攻めの展開を作って2ゲーム連取。相手のパワフルなドライブに押され、逆転で第3ゲームを失ったものの、続く第4ゲームはきっちりと両ハンドを決めて、早田が勝利した。

早田ひな Photo:Itaru Chiba

マッチカウント2-0となり、メダルへ王手をかけた日本。

第3試合は、グループリーグと同じく長﨑美柚(木下グループ/世界ランク43位)対ククルコバー(同101位)の対戦。

前回は、11-5、11-3、11-5という圧倒的なスコアで勝利した長﨑だったが、第1ゲームは相手の鋭い連続攻撃を受けて、6-11で落とす苦しい立ち上がり。

しかし第2ゲームは自分から積極的にドライブで仕掛けていき、中盤の5連続ポイントで奪い返す。

第3ゲームも流れはつかめず7-10と先にゲームポイントを奪われるが、ラッキーな相手のサーブミスもあり、13-11でゲームを奪取。

我慢のプレーで第4ゲームもしのいだ長﨑が3-1でククルコバーを下し、日本が3-0で勝利した。


長﨑美柚 Photo:Itaru Chiba

これで日本は準決勝進出が決まり、今大会はメダル決定戦がないため、2014年大会から続くメダル獲得が確定。4大会連続の決勝進出をかけて、準決勝では世界ランク5位のドイツと対戦する。

<世界卓球 女子団体決勝トーナメント準々決勝>
日本 3-0 スロバキア
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
伊藤美誠 3-0 ラボショバー
11-9/11-1/11-3

<第2試合>
早田ひな 3-1 バラージョバー
11-9/11-7/9-11/11-6

<第3試合>
長﨑美柚 3-1 ククルコバー
6-11/11-5/13-11/11-7

<第4試合>
早田ひな ‐ ラボショバー

<第5試合>
伊藤美誠 ‐ バラージョバー