世界卓球団体戦、女子決勝トーナメント1回戦 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が5日、中国・成都で行われ、女子決勝トーナメント1回戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同4位の強豪・韓国に3-0で勝利。8強進出を決めた。3大会…

世界卓球団体戦、女子決勝トーナメント1回戦

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が5日、中国・成都で行われ、女子決勝トーナメント1回戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同4位の強豪・韓国に3-0で勝利。8強進出を決めた。3大会連続銀メダルから51年ぶりの金メダルを目指す大会。6日の準々決勝・スロバキア戦に勝利すればメダルが確定する。

 日本は伊藤美誠、木原美悠、長崎美柚の3人が出場した。第1試合、伊藤が17歳のキム・ナヨンと対戦。第1ゲーム(G)は序盤で1-7と大きくリードを許し、追い上げるも5-11で落とした。それでも第2Gは11-7で取り返すと、第3Gでは上手いブロックを見せるなど11-7で連取。第4Gも11-8で奪い、まずは日本が1点を取った。

 自身の世界卓球団体戦12連勝とした伊藤に続き、18歳の木原が第2試合に登場。イ・シオンと対決し、第1Gは11-8で先取。第2Gは10-10ともつれたが、最後はサービスエースで12-10と連取した。第3Gも接戦になりながら12-10で取り、日本が王手をかけた。

 勝利のかかる第3試合にはサウスポーの長崎美柚が出場。木原とのコンビで“Wみゆう”として期待され、今大会3勝の活躍で注目度急上昇中の20歳は、ユン・ヒョビンと対戦した。第1Gは6-11で今大会初めてゲームを落とす。第2Gは強気の攻めで11-9と取り返し、第3Gも11-6で連取。そのまま勝ちきって日本が勝利。予選から通じて5試合連続3-0のオールストレート勝ちとなった。

 試合後のインタビューで伊藤は「すごく強い選手で、初対戦でしたけど、一本一本取るのが難しかった」と振り返りつつ「でも、やっとこれが試合だなと思いました。本当に楽しかったです」と充実感を漂わせた。

 木原は「自分もドキドキしたが、勝ちきることができて良かったです」と安堵。「ちょっと悔しかったけれど、楽しめました」と反省しつつ喜んだ。長崎は「対戦相手が強く、思い切りのいい選手だった。(第1G)は圧倒されてしまった」「最終的に3人で勝ちきれたので、今日も幸せです」と話した。

 51年ぶりの金メダルを狙う日本。3位決定戦がなく、メダル決定戦となる6日の準々決勝ではスロバキアと対戦する。なお、日本はこの日世界ランク3位の男子も同6位のブラジルに3-0で勝利。男女ともに8強入りを果たしている。(THE ANSWER編集部)