2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国>

大会5日目の10月4日、男子団体グループリーグ第4戦で日本(世界ランク3位)がハンガリー(同26位)と対戦。

かつては「ハンガリー三銃士」の活躍などで世界一に何度も輝いた古豪。2勝1敗の相手に対し、ここまで苦戦しながらも3戦全勝の日本は、グループリーグ最後の壁を越えられるか。

第1試合はエース張本智和(IMG/世界ランク4位)が、今大会3勝とチーム勝ち頭のスディ(同159位)と対戦。打ち合いで守勢に回った張本が第1ゲームを奪われるも、第2ゲーム以降一気に3ゲーム連取で勝利した。

第2試合は2022年全日本選手権2冠王の戸上隼輔(明治大学/世界ランク45位)とラカトシュ(同198位)との一戦。パワーなら日本随一とも言われる戸上がグイグイ攻める。強打を次々と決めた戸上がストレート勝ちで日本の2勝目を挙げた。

グループリーグ1位通過に王手をかけた第3試合は、世界卓球で初の試合出場となる横谷晟(愛知工業大学/世界ランク229位)が、左腕のエチェキ(同185位)と対戦。

豪打で押す横谷だが、カウンターのうまいエチェキに1ゲーム目を奪われ、次も5-8とリードされるが、横谷は多彩な技から6連続ポイントで逆転して取り返す。

その後もエチェキのサーブレシーブに苦戦して第3ゲームを落とす。4ゲーム目は先にドライブで攻めた横谷が奪うが、勝負強いエチェキのサーブ戦略を前に第5ゲームを落とし敗れた。

エチェキ Photo:Itaru Chiba

<世界卓球 男子団体グループリーグ>
日本 2ー1 ハンガリー
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
張本智和 3-1 スディ
8-11/11-5/11-7/11-5

<第2試合>
戸上隼輔 3-0 ラカトシュ
12-10/11-8/11-3

<第3試合>
横谷晟 2-3 エチェキ
7-11/11-8/7-11/11-4/8-11

<第4試合>
張本智和 - ラカトシュ

<第5試合>
戸上隼輔 - スディ