2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国> 大会3日目の10月2日、女子団体グループリーグ第2戦で日本(世界ランク2位)はポーランド(同19位)を破り、2勝0敗とした。2019年ヨーロッパ選手権女子団体ベスト4…

2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国> 大会3日目の10月2日、女子団体グループリーグ第2戦で日本(世界ランク2位)はポーランド(同19位)を破り、2勝0敗とした。

2019年ヨーロッパ選手権女子団体ベスト4のポーランド。東京五輪の団体戦にも出場している強豪だが、今大会は東京五輪代表メンバーは出場せず、国内選手権の女子ダブルスを制した双子のベングジン姉妹が主力だ。

一方の日本チームは、1戦目に続き、早田ひな(日本生命/世界ランク5位)を温存。伊藤美誠(スターツ/同6位)、長﨑美柚(日本生命/同43位)、そして今大会初起用となるカットの佐藤瞳(ミキハウス/同69位)という布陣。

第1試合、エースの伊藤美誠がポーランド選手権女子ダブルス王者、21歳のA.ベングジン(同193位)と対戦。

開始早々、教科書のお手本のような3球目フォアスマッシュを決めた伊藤は、レシーブでは積極的にフリックで仕掛けていき第1ゲームから相手を圧倒。

第2ゲーム以降も、失点の大半は伊藤自身の攻めのミスで、相手には一切ラリーの主導権は渡さない一方的な展開で試合は進み、3-0のストレートで伊藤が勝利した。

第2試合は、世界卓球団体戦初出場の佐藤瞳が登場。相手は今年のポーランド選手権単複2冠のK.ベングジン(同281位)。

序盤は相手のパワフルなドライブに苦戦した佐藤だったが、徐々にスピードに慣れ始めると、粘り強いカットラリーからのバックハンドスマッシュなどを決めて第1ゲームを奪う。

第2ゲームは1-5とリードを許すもすぐさま追いつき、終盤6連続ポイントで2ゲーム連取。これで流れを掴んだ佐藤は、第3ゲームもドライブ攻撃を織り交ぜたプレーで相手のミスを誘い、見事ストレートで強敵を退けた。

マッチカウント2-0とリードした日本は、初日のスロバキア戦でも素晴らしい戦いぶりを見せた長﨑美柚が第3試合に登場。相手チームの3番手、長﨑と同じくサウスポーのクシシェク(同726位)と対戦した。

序盤こそ相手のサーブに苦しんだが、中盤はしっかり対応。最後はストレートへのチキータレシーブを鮮やかに決めて第1ゲームを先取した。

第2ゲームも得意のバックハンドを決めて一気に6-1とリード。サーブ、レシーブで崩してからのスピーディーな両ハンド攻撃で相手を圧倒した。勢いは止まらず第2、第3ゲームも攻め続けた長﨑が勝利。

日本はポーランドを3-0のストレートで下して、グループリーグ2勝0敗とした。

<世界卓球 女子団体グループリーグ>
日本 3ー0 ポーランド
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
伊藤美誠 3-0 A.ベングジン
11-7/11-7/11-4

<第2試合>
佐藤瞳 3-0 K.ベングジン
11-9/11-6/11-9

<第3試合>
長﨑美柚 3-0 クシシェク
11-5/11-3/11-4

<第4試合>
伊藤美誠 - K.ベングジン

<第5試合>
佐藤瞳 - A.ベングジン