2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国> 大会3日目の10月2日、男子団体グループリーグ第2戦で日本(世界ランク3位)はルーマニア(同20位)を破り、2勝0敗とした。ルーマニアは世界卓球で幾多のメダルを獲得し…

2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国> 大会3日目の10月2日、男子団体グループリーグ第2戦で日本(世界ランク3位)はルーマニア(同20位)を破り、2勝0敗とした。

ルーマニアは世界卓球で幾多のメダルを獲得した古豪。7月のヨーロッパユース選手権では団体2種目で優勝し、再び強国としての戦力を整えつつある油断ならないチームだ。

第1試合、日本は19歳のエース・張本智和(IMG/世界ランク4位)と、2022年のヨーロッパユース選手権シングルス王者のE.イオネスク(同276位)が対戦。

まだ17歳の相手に、張本は自らのプレーエリアである前陣をキープしつつ、攻撃やカウンターをビシバシと決め、ルーマニアに先勝した。


張本智和 PHOTO:Itaru Chiba

第2試合は2022年全日本選手権2冠王の戸上隼輔(明治大学/世界ランク45位)と、2018年ヨーロッパ選手権銀メダリストのエース・O.イオネスク(同63位)との一戦。

第5ゲームまでもつれ、激しいラリー戦の末に最後はバックドライブで14-12と押し切り、日本に2点目をもたらした。

戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba

第3試合は、2021年全日本王者の及川瑞基(木下グループ/世界ランク119位)と、2017年チリオープン3位のセーチ(同137位)が対戦。

セーチの崩れない前陣攻守を前に一歩届かず1点を落とした。

及川瑞基 PHOTO:Itaru Chiba

2勝1敗で迎えた第4試合は、張本智和とO.イオネスクのエース対決。

O.イオネスクの的を絞らせない攻撃で張本はここも落とした。

エースが敗れた日本は2勝2敗。運命の第5試合は戸上隼輔とE.イオネスクの若手対決だ。

張本智和 PHOTO:Itaru Chiba

1ゲーム目は競り合って11-8で取ると、次は11-3で圧倒。第3ゲームも波状攻撃で相手を浮上させないまま押し切り、戸上が日本の勝利を決めた。

日本は張本がエース対決を落とすも、戸上が2点取りで大活躍。2勝0敗となり、グループリーグ1位通過に前進した。

戸上隼輔 PHOTO:Itaru Chiba


<世界卓球 男子団体グループリーグ>

日本 3ー2 ルーマニア
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
張本智和 3-0 E.イオネスク
11-5/11-7/11-9

<第2試合>
戸上隼輔 3-2 O.イオネスク
12-10/7-11/11-9/11-13/14-12

<第3試合>
及川瑞基 0-3 セーチ
6-11/5-11/9-11

<第4試合>
張本智和 1-3 O.イオネスク
8-11/6-11/11-7/5-11

<第5試合>
戸上隼輔 3-0 E.イオネスク
11-8/11-3/11-4