世界卓球団体戦が開幕 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が30日、中国・成都で開幕し、女子グループリーグ初戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で白星発進した。3大会連続銀メダルから51年ぶりの金メ…

世界卓球団体戦が開幕

 世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が30日、中国・成都で開幕し、女子グループリーグ初戦に臨んだ世界ランク2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で白星発進した。3大会連続銀メダルから51年ぶりの金メダルを目指す今大会。次戦は10月2日に同19位のポーランドと対戦する。

 日本は初戦、木原美悠、伊藤美誠、長崎美柚の3人で臨んだ。第1試合に登場したのは18歳の木原。バラージョバーとの対戦は第1ゲームを9-11で落としたものの、第2ゲームを11-8で奪って挽回。第3ゲームを11-6、第4ゲームを11-6と連取し、世界卓球デビュー戦で勝利。笑顔を見せた。

 第2試合では伊藤がラボショバーと対戦。第1ゲームは4連続ポイントを奪われる立ち上がりとなったが、問題なく逆転して11-6で先取。第2ゲームを11-8で連取したが、第3ゲームは相手のサーブに苦しみ4-11で落とした。第4ゲームも接戦となったが、相手を空振りさせるほど変化するサーブでポイントを奪うなど12-10で勝利。東京五輪では金、銀、銅のメダル3つを獲得したエースが貫禄を見せつけた。

 初戦勝利をかけた第3試合、長崎がククルコバーと対戦。親友・木原との“ダブルみゆう”で期待される20歳もこの一戦をものにし、日本の3-0の勝利が決まった。この日行われた男子の試合でも日本はイランに3-0で勝利しており、世界卓球の初戦は男女ともに白星発進となった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、4年ぶりの開催となる世界最強国決定戦。日本は石川佳純、平野美宇が代表から外れ、平均年齢21歳の若いチームとなった。世界ランク6位のエース・伊藤は3大会連続の団体戦出場。日本人トップの同5位・早田もエース格に成長し、中国の5連覇阻止を狙う。

 男子32、女子28の国と地域がエントリー。30日からグループリーグ(男子7組、女子6組)が行われ、上位16チームが10月5日からの決勝トーナメントに進出する。対戦国とシングルス5試合(3勝先取)で勝敗を争い、各対戦3人が出場。3ゲーム先取で行われ、第1、2試合に出場した2選手はたすき掛けで第4、5試合にも出場する。

【日本女子のグループリーグ】()内は世界ランク
日本(2位)
ハンガリー(16位)
ポーランド(19位)
スロバキア(30位)
ウズベキスタン(52位)

▽日本代表メンバー
伊藤美誠(スターツ)
早田ひな(日本生命)
長崎美柚(木下グループ)
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)
佐藤瞳(ミキハウス)(THE ANSWER編集部)