2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)<9月30日~10月9日/中国>

大会初日の30日、男子団体グループリーグ第1戦で日本(世界ランク3位)はイラン(同31位)と対戦。

大会前のインフルエンザ感染により丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)を欠く日本。結果的に世界卓球団体戦の初出場が4人中3人と、フレッシュなメンバーで大会を迎えた。

イランは世界ランク下位のチームとしては手ごわいと目されていたイラン。「アラミヤン兄弟」を擁する中東の強国。

第1試合は2022年全日本選手権2冠王の戸上隼輔(明治大学/世界ランク45位)が、2018年アジア大会3位のノシャド・アラミヤン(同78位)をゲームカウント3-0のストレートで下して、今大会 日本の初陣を飾った。

第2試合は日本のエース・張本智和(IMG/世界ランク4位)と、2015年ベルギーオープン覇者のニマ・アラミヤン(同153位)との一戦。

YGサーブを多用し、ときおりロングサーブを混ぜるニマに対し、張本はレシーブから優位を作れず、両ハンドで畳みかけられて1ゲーム目を落とす。

第2ゲームも2-5とリードされるが、張本が得意のチキータを口火に反撃。ナックルサーブで続けざまにエースを奪い、12-10で取り返す。

ここから自らの得点パターンを取り戻した張本。広角に放つチキータ、バックハンドでニマを振り回す第3ゲームを取る。

第4ゲームは3-7とリードされるが、ナックルサーブから攻めきった張本がここも逆転で奪い、勝利を決めた。日本は2勝0敗でチームの初戦勝ちに王手をかけた。

<世界卓球 男子団体グループリーグ>
日本 2-0 イラン
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
戸上隼輔 3-0 ノシャド・アラミヤン
11-8/11-5/11-9

<第2試合 >
張本智和 3-1 ニマ・アラミヤン
8-11/12-10/11-5/11-8

<第3試合>
及川瑞基 - ホダエイ

<第4試合>
張本智和 - ノシャド・アラミヤン

<第5試合>
戸上隼輔 - ニマ・アラミヤン