19日に中山競馬場で行われるセントライト記念(GII、芝2200m)の「血統傾向」を分析する。弥生賞勝ちや日本ダービー3…

19日に中山競馬場で行われるセントライト記念(GII、芝2200m)の「血統傾向」を分析する。

弥生賞勝ちや日本ダービー3着など実績十分のアスクビクターモアや、京成杯覇者のオニャンコポンをはじめ、昨年のホープフルS3着のラーグルフ、重賞初出走の上がり馬ガイアフォースやローシャムパークら、春の実績馬と夏の上昇組が多数参戦する。

ここでは、血統データから読みとくセントライト記念の推奨馬を紹介する。

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■ノーザンテーストの血に注視

データは2017年以降のセントライト記念を集計。3着内馬の血統表は以下の通り。

過去5年でディープインパクト産駒は1勝も挙げられておらず、【0.3.0.8】という成績。また、キングカメハメハ産駒【0.1.0.4】、ハーツクライ産駒【0.0.2.5】と主流血統が軒並み振るわない成績。

そんな中、好走しているルーラーシップ、ナカヤマフェスタ、トーセンホマレボシ、スクリーンヒーローといった種牡馬の共通点はノーザンテーストを内包していること。これは中山芝2200mのコース形態にカギがある。スタートして最初のコーナーまで約430mと長いホームストレッチ。序盤から高低差2.4mの急坂もあり、隊列は決まりやすくペースは落ち着く傾向。しかし、2コーナー付近から下り坂で、最後の直線で再び急坂を迎えるなどアップダウンがあり、パワーとスタミナが求められる舞台だ。そこで、パワーとスタミナに富んだノーザンテーストの血が生きてくる。

今回はノーザンテーストを内包しているキタサンブラック産駒のガイアフォース、同様にノーザンテーストを内包しているステイゴールドを母父にもつショウナンマグマの2頭を推奨馬としてピックアップしたい。

1頭目のガイアフォースは、前走の国東特別をコースレコードで制し、勢いに乗っての重賞初挑戦。今回は2200mへの距離延長となるが、父キタサンブラックの牡馬が、芝のレースで1800m以上の非根幹距離を走ると【9.2.1.28】(勝率22.5%、連対率27.5%、複勝率30.0%/単回収値145)と非常に高い勝率と単回収値を誇っている。なかでも前走上がり3位以内の場合【4.0.0.3】(勝率、連対率、複勝率57.1%/単回収値131)と高確率で勝ち切っており、アタマで狙いたくなる内容。父も勝ったセントライト記念の舞台なら、いきなりの重賞制覇もなんなく達成しそうで推奨したい一頭だ。

2頭目のショウナンマグマは、前走のラジオNIKKEI賞でペースを緩めない、ハイペースの単騎逃げを敢行。最後の直線では内をすくって伸びたフェーングロッテンに差されて2着に敗れてしまったが、持続力の高さを示した1戦だったと言えるだろう。また、2017年以降、父ノーザンダンサー系×母父ステイゴールドの牡馬は、中山芝レースに出走すると【4.1.1.10】(勝率25.0%、連対率31.3%、複勝率37.5%/単回収値236)と全5勝中4勝を中山で勝っているように大得意としている。なかでも開催5日以内だと【3.1.1.5】(勝率30.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%/単回収値350)と綺麗な馬場状態だとより好走率が高く、中山開催5日目に行われるセントライト記念にピッタリ。スピードの持続力を生かし切れば、重賞初制覇も見えてきそう。 馬とは

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文●中井達也(SPREAD編集部)