「11.1」さいたまSAで吉野修一郎VS中谷正義 ボクシングの帝拳プロモーションは14日、11月1日にさいたまスーパーアリーナでライトフライ級のダブル世界戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行うと発表した。アンダーカードでは、…

「11.1」さいたまSAで吉野修一郎VS中谷正義

 ボクシングの帝拳プロモーションは14日、11月1日にさいたまスーパーアリーナでライトフライ級のダブル世界戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行うと発表した。アンダーカードでは、東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(AP)ライト級王者・吉野修一郎(三迫)と同級4位の中谷正義(帝拳)が対戦。2人は都内の会見に出席し、闘志を燃やした。戦績は30歳の吉野が15勝(11KO)、33歳の中谷が20勝(14KO)2敗。

 世界ランカーの2人が激突する。会見に臨んだ吉野は「このような大きな舞台で戦えることを光栄に思います。強い中谷選手と戦えることを嬉しく思い、もの凄くリスペクトしている選手。しっかり準備して当日を迎えます」と気合い。中谷も「日本で最高の選手だと思うので、その最高の選手に勝って次のステージに行ける試合にしたい」と敬意を込めた。

 世界的にもタレントの多いライト級。勝った方が世界に近づく可能性もある一戦だ。吉野は4月の村田諒太―ゲンナジー・ゴロフキンの世界ミドル級2団体王座統一戦のアンダーカードに登場。元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)に負傷判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。

「海外に向けてやる試合だと思っています。中谷選手とやって勝った方が米国に行けるんじゃないかなと思っています。(上回っている点について)キャリアは負けているので、気持ちかなと。(中谷は)東洋でも10回以上防衛しているし、海外でもワシル・ロマチェンコやテオフィモ・ロペスと試合をしているので、本当に強い選手だと思います」

 一方、中谷は昨年6月に米ラスベガスで元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦。9回TKO負けしたが、世界的ボクサーと拳を交えた。今年6月の再起戦で初回KO勝ち。再び世界に挑戦するにはここで負けていられない。

「最高の試合にしたいと思うので、楽しみにしておいてください。(吉野は)攻撃面というよりも、これだけ日本でしっかり勝ち続けているということは、ディフェンス面がしっかりしているいい選手だと思っています。凄くいい選手なので(対策は)秘密でお願いします。(上回っているところは?)身長とかじゃないですかね(笑)。それは冗談ですけど、海外のトップスターとの試合経験は勝っている。そういうアドバンテージを生かした試合にしたいと思います」

【11月1日対戦カード】

◇WBC&WBAスーパー世界ライトフライ級王座統一戦
WBC王者・寺地拳四朗(BMB) VS WBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)

◇WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ) VS 日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(AP)同級統一王者・岩田翔吉(帝拳)

◇スーパーフライ級10回戦
WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T) VS フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)

◇WBO・APライト級タイトルマッチ
王者・吉野修一郎(三迫) VS 中谷正義(帝拳)(THE ANSWER編集部)