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 ついに開幕まで2週間を切った「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」。今大会も数々の激戦が予想され、FIBAは開催に先立って注目すべきチームや選手をコメンテーターのショナ・ソアバーン(女子ユーロリーグ/バスケット・ランデスアシスタントコーチ)、アザニア・スチュワート(WBBL/ロンドン・ライオンズ)、デスピナ・バートンらの意見とともに紹介した。

■表彰台に立つのはどのチームか?


・ソアバーン 1位:アメリカ 2位:中国 3位:オーストラリア

 優勝候補はやはりアメリカでしょう。キャンプには遅れてきた選手もいるので大会序盤は調子を落とすかもしれませんが、最終日には表彰台に立っていると思います。2位には中国が入るのではないかと。オーストラリアは経験豊富な選手と新しい顔ぶれの融合が面白いですね。本職のポイントガードがいないのは少し心配ですが、ホームでのプレーということもあり、コート上の弱点を補うことができると思います。

・スチュワート 1位:アメリカ 2位:オーストラリア 3位:日本

 アメリカの選手層を考えると、これまで長い間王座に君臨してきた彼らを打ち負かすのは難しいでしょう。なぜなら、チームの誰もが先発にふさわしい選手だからです。アメリカが金、オーストラリアが銀、日本が銅と予想します。

・バートン 1位:アメリカ 2位:日本 3位:中国またはオーストラリア

 アメリカは大学選手を擁して臨んだ「FIBA女子アメリカップ2021」とはまったく違うメンバーですが、優勝するでしょうね。銀メダルはこれまで私が見たなかで最も規律正しくシステマティックにプレーする日本が獲得し、銅メダルは中国かオーストラリアが勝ち取ると思っています。

■ダークホースやサプライズチームとなる国は?


・ソアバーン:中国

 高さやスピード、ペリメーターシュート、ベテランのリーダーシップ、そして国際大会を経験している非常に優れた若き才能。中国はメダルに必要な要素をすべて持っており、最大のサプライズチームになると思います。

・スチュワート:ボスニア・ヘルツェゴビナ

 ダークホースと呼べるのはボスニア・ヘルツェゴビナだけでしょう。彼らはこの大会に参加した時点でワイルドカードのように思えますね。

・バートン:ベルギー

 表彰台の候補にベルギーを入れなかったので、ダークホースとします。彼らは嫌らしいほど戦い方が優れたチームであり、ゲームクロックの一秒一秒を争うようなプレーを相手に強いるでしょうね。

■日本やオーストラリアなど、強豪ひしめくグループBでトーナメント進出を逃す2チームは?


・ソアバーン:マリ、カナダまたはセルビア

 マリ、そして初日のカナダ対セルビアで負けたチームがグループステージ敗退になると予想します。

・スチュワート:マリ

 100パーセントと言えるのはマリだけですね。彼らは準備期間もどれだけあったか分かりませんから。しかし、この大会が彼らにとっての積み重なりとなり、将来は結果を残してくれるでしょう。

・バートン:マリ、カナダ

 マリとカナダはベスト8を達成できないでしょう。彼らには日本、オーストラリア、フランスらの戦力に対抗できるだけの一貫性やスタミナ、ポテンシャルがないと思います。セルビアは突破できるでしょうね。

■トーナメントでトップスコアラーになるのは?


・ソアバーン:ジョンケル・ジョーンズ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

 彼女にボールを持たせてシュートを打たせることに何の問題もありません。いつでもどこでも、彼女は好きなように得点を狙うことができます。

・スチュワート:ジョンケル・ジョーンズ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

 ボスニア・ヘルツェゴビナは彼女を中心にオフェンスを展開し、リーダーとしての役割を任せるなど素晴らしい信頼関係にあります。チームとの相性もよいですし、得点王になるでしょう。

・バートン:ブリアナ・スチュワート(アメリカ)またはサミ・ウィットコム(オーストラリア)

 アメリカのブリアナ・スチュワートや開催国のサミ・ウィットコムが得点ランキングの上位に食い込んでくると思います。

■トーナメントで最も見るのが楽しみな選手は?


・ソアバーン:ファン・スージン(中国)

 これまで彼女のオフェンス能力は垣間見てきましたが、2月のベオグラード大会では目を見張るような活躍を残しました。本戦でも自信を持ってプレーすれば、オールスター・ファイブに選ばれることもあるでしょう。

・スチュワート:ローレン・ジャクソン(オーストラリア)、マリーヌ・ジョアネス(フランス)

 今大会には素晴らしい選手が何人も出場するので難しいですが、あえて挙げるならこの2名です。

・バートン:キム・ダンビ(韓国)

 私はストーリーに惹かれるので、韓国のベテランフォワードのプレーを楽しみにしています。彼女のバスケに対する情熱は底知れず、世界中から尊敬を集めていると思います。