テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのO・ジャバー(チュニジア)を6-2, 7-6 (7-5)のストレートで破…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのO・ジャバー(チュニジア)を6-2, 7-6 (7-5)のストレートで破って大会初優勝を成し遂げた。シフィオンテクは優勝後、自身のSNSを通じて「ありがとう、ニューヨーク。今、私の心の中で永遠に特別な場所よ」と感謝の気持ちをつづった。
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決勝戦、序盤から主導権を握ったシフィオンテクは3ゲームを連取。第1セットではファーストサービスの入る確率が90パーセントを記録するなど最後まで流れを渡すことなく先取する。
第2セットも先にブレークしたシフィオンテクだったが、その後はブレークを奪い合う激しい展開に。タイブレークでもミニブレークの応酬となるが、最後はジャバーを振り切り、1時間50分で勝利した。
優勝後、シフィオンテクは自身のInstagramを更新し「この数週間がいかに困難なものであったかは、言葉では言い表せない」とつづった。
「この旅で私自身とチーム全員が持っていた気概、信念、決意をただただ誇りに思うわ。これは特別なことで、私に多くのことを教えてくれるでしょう。今は喜び、楽しみ、そして休む時ね」
「ありがとう、ニューヨーク。今、私の心の中で永遠に特別な場所よ。そして最後になるけど、オンス(ジャバー)、素晴らしい戦いをありがとう」
シフィオンテクは今回の優勝が、2020年と今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に続き、グランドスラム通算3勝目。 また、ポーランド人女性選手として初の全米オープン制覇となった。