大谷翔平&ジャッジのMVP論争 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のMVP争いに…
大谷翔平&ジャッジのMVP論争
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のMVP争いに注目が集まる中、レッドソックスなどで活躍したレジェンド右腕は大谷を猛プッシュした。ジャッジ派の2人に対し「シーズンが終われば、再びオオタニがMVPに輝いている」と断言し、理由を力説している。
米有料チャンネル「TBS」の人気番組「リードオフ」は、今季のア・リーグMVP争いをテーマに放送した。ヤンキースOBのカーティス・グランダーソン氏は大谷の活躍を認めながらも、ジャッジ派を明言。「ア・リーグの本塁打記録を塗り替えるペースです。文字通りヤンキースを牽引しています。それが私が支持する理由です」と力説した。55本塁打で首位球団にいるジャッジを推している。
内野手として2007年ナ・リーグMVPのジミー・ロリンズ氏も、グランダーソン氏に同調。「今年のオオタニは際立っています。去年以上の活躍かもしれませんが、ヤンキースのパフォーマンスから言えばジャッジです」と語った。チーム状況の支持の違いを根拠にしていた。
ジャッジ派の主張に不敵な笑みを浮かべていたのは、メジャー通算219勝で殿堂入りしているペドロ・マルティネス氏だった。「私はジャッジの活躍を評価している。だが、去年も私は議論したんだが、1000イニング守備に就くことは君に意味があるのか?」。こう質問したマルティネス氏に対し、ロリンズ氏は「たくさんの意味がある」と回答。すると、マルティネス氏は持論を展開した。
「それを私はオオタニ(MVP)の論拠にしたい。彼は130イニング以上投げているんだ。それがどれだけ足に負担になるのか、わかっているのか? 私はピッチャーだったからわかる。あれだけ三振を取るのがどういうことなのか」
マルティネス氏、足をバシバシ叩き力説「投手の負担を見過ごしてますね」
大谷は今季11勝8敗、181奪三振、防御率2.58の一方、打者としても打率.267、33本塁打、86打点をマーク。マルティネス氏は野手の守備と登板の負担は比較にならない指摘し、こう続けた。
「価値という部分についても考えよう。エンゼルスは今季59勝? 彼はおそらくエンゼルスの勝利の70%分を担保している。打撃面と投球面でだ。打者として、投手として、チームを牽引している。これは至難の業だ。チームへの貢献を見逃してはいけない」
ジャッジ派が根拠にするチーム状況については、「彼(オオタニ)のせいではない。彼はまさに一人でチームを背負っている」と擁護した。ジャッジも攻撃陣で奮闘しているという指摘には、「背後には本当に優秀なチームがある」と両軍の戦力差を強調。トラウト、レンドンらが故障離脱した中で負担が大きかったこともプラス材料にした。
さらにアストロズ、マリナーズ、ブルージェイズ、レッドソックスという強豪の名前を次々に挙げ、「彼はねじ伏せてきたんだ! ヤンキースを除く全てのチームを」と主張している。現時点ではジャッジがP最有力としながらも、力説した。
「オオタニに今季を締めくくってもらいましょう。そこから誰に投票すべきか考えた方がいいですね。投票者には真剣に考えてほしい。去年、ブラディ(ゲレーロJr.)はほぼ三冠王でしたが、オオタニは満票獲得しているんですよ!」「オオタニが再び40本塁打、100打点、今のピッチングを続けたとしたら……これは本気でオオタニのシーズン終了時の数字を見た方がいいと思いますね」
昨季は同じドミニカ共和国出身のゲレーロJr.を推し、大谷の否定派だったマルティネス氏だが、今季は歴史的本塁打数を記録しようとしているジャッジよりも大谷を推す“方針転換”となった。グランダーソン氏は、外野手であるジャッジの守備的負担の大きさをMVP争いの優位性に挙げたが、マルティネス氏は自らの足をバシバシ叩き「投手の負担を見過ごしてますね」と一蹴。そして、「シーズンが終わったら、オオタニは再びMVPに輝いているでしょう!」と断言していた。(THE ANSWER編集部)