全米女子アマ選手権最終日 女子ゴルフの全米女子アマチュア選手権最終日が14日(日本時間15日)、米ワシントン州のチェンバースベイGC(6541ヤード、パー73)で行われた。馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、マッチプレー決勝で21歳のモネ・…

全米女子アマ選手権最終日

 女子ゴルフの全米女子アマチュア選手権最終日が14日(日本時間15日)、米ワシントン州のチェンバースベイGC(6541ヤード、パー73)で行われた。馬場咲希(日本ウェルネス高2年)は、マッチプレー決勝で21歳のモネ・チャン(カナダ)を11アンド9で破って優勝。122回目の歴史ある大会で、日本勢では1985年の服部道子以来、37年ぶりの快挙を成し遂げた。試合後、日本メディア向けのリモート会見で「アメリカから帰りたくないです(笑)」などと心境を語った。

 会見で馬場は、今月24日からフランスで開催されるエスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権に出場することを明かした。以下、一問一答。

――今日は前半で7UPにしました。

「7UPにした時は実感がなかったのですが、このままアップし続けて、早く勝ちたいなと思いました」

――今日は何が良かったですか。

「パットが思い通りに打てました。相手にプレッシャーを与えられたと思います」

――ハウスキャディーとの相性が良かったですね。

「すごく良かったです。グリーンの傾斜がきつかったのですが、どこに打てばいいかを教えてくださって、とても助かりました」

――この優勝で、いろんな可能性が広がりましたね。

「来年の全米女子オープンがペプルビーチで開催されると知っていたので、出られることになって本当にうれしいです。また、アメリカに来たいです」

――朝、起きた時はどんな気分でしたか。

「ここまで来たら勝つしかないと思いました。プレー中は『勝つんだ』と言い聞かせて、自信を持ちながらやりました」

――アメリカは気に入りましたか。

「はい。今、アメリカから帰りたくないです(笑)。(米国の)大学にも行きたいけど、まだ分からないです。(米国の)ツアーには出たいです」

――この試合に来る前は勝てると思いましたか。

「アメリカのアマチュアのレベルが分からなかったのですが、大学生が出るからレベルが高くなると感じていました。もちろん、優勝は目指していましたが、本当に優勝してビックリしています」

今後は世界女子アマ出場、サインで優勝の実感「こんなに書くの?」

――優勝して、たくさんサインをしていましたね。

「こんなに書くの? と思いましたが、書いているうちに優勝した実感がでてきました」

――前半を終えて、長い休憩がありました。

「前半が良かったので、流れを変えたくないと思い準備に集中していました」

――アメリカで学んだこと、日本との違いは。

「日本にあるようなコースではなかったですし、選手の飛距離、ショットの精度、何が強いかが分かりました。今大会は決勝、準決勝で(ボールがカップに)入った時のギャラリーの盛り上がりがすごかったです。試合前もお祭りみたいなのがあって、盛り上がり方が日本とは違うなと思いました」

――ゴルフはいつから始めたのですか。

「5歳から始めました。小3から試合に出て、小5で全国大会に出て、高1で上位に入るようになりました。高2になってからレベルアップし、レギュラーツアーにも出て、こうなりたいという目標やイメージが明確になりました」

――今後のスケジュールを教えてください。

「(24日からの)世界女子アマに行きます。来年の(日本女子プロゴルフ協会)プロテストは受ける予定です」

――37年前に優勝した服部道子さんに会ったら、何を話したいですか。

「当時の全米女子アマについて聞きたいです。いろいろと」(THE ANSWER編集部)