西岡良仁、2年半ぶりのツアー4強入りなるか現在開催中の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)は、現地8月5日の試合予定を発表。シングルス準々決勝の西岡良仁(ミキハウス/世界ラ…

西岡良仁、2年半ぶりのツアー4強入りなるか

現在開催中の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)は、現地8月5日の試合予定を発表。シングルス準々決勝の西岡良仁(ミキハウス/世界ランク96位)と第16シードのダニエル・エバンズ(イギリス/同40位)の試合は、ジョン・ハリス第3試合(雨のため順延となっていた第2試合は日本時間6日2時以降開始)に組まれた。

【動画】西岡良仁、東京五輪銀メダリストのカチャノフを下しツアー8強! マッチハイライト

今大会、西岡は1回戦で前週のATP250アトランタ大会で準優勝しているジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同37位)を6-4、6-3で下し、4ヵ月ぶりのツアー勝利を挙げると、2回戦ではそのATP250アトランタ大会でツアー6勝目を獲得したばかりの第11シード、アレックス・デミノー(オーストラリア/同21位)を3-6、7-6(6)、6-2で下し、ベスト16入り。

快進撃を続ける西岡は、3回戦で昨年の東京五輪銀メダリストの第7シード、カレン・カチャノフ(同24位)と対戦。カチャノフの強打に苦しめられたものの、持ち味である高い守備力を生かしてミスを引き出すと、7-6(2)、7-6(1)で今季2度目のツアー8強入りを果たした。

ATP公式サイトは、西岡のコメントを掲載。「ジュニアの頃からカチャノフには一度も勝ったことがなかった。去年のオリンピックでも負けている。今日は彼にどうしても勝ちたかったし、僅差の勝負だったけど、どうすれば彼に勝てるのかがわかった」

「今日はめちゃくちゃ暑い日で、2人とも少し疲れていたのは確か。僕は長いラリーが好きだけど、彼はそうじゃない。彼は強いフォアハンドを打ちたがるけど、僕は彼を走らせて動かすことを心がけた。メンタルの戦いだったと思う」

今年2月のATP500アカプルコ大会以来となるツアー準々決勝の相手は、第16シードのエバンズ。西岡は、過去4勝0敗と勝ち越しており相性の良い相手だ。

直近では、3月のATPマスターズ1000マイアミ大会1回戦で対戦し、第1セットを落としたものの、エバンズの攻撃をかわして3-6、6-4、6-3と逆転勝ちを収めている。

西岡は今大会を通して安定したプレーを続けており、ストロークでは相手を揺さぶるフォアハンドの高い弾道のショットと、切れ味抜群のバックハンドを見せてきた。4日連続の試合というタフなスケジュールだが、準々決勝でどのような戦いを見せてくれるだろうか。準決勝進出となれば、2020年2月のATP250デルレイビーチ大会以来、約2年半ぶり。ATP500レベルでは初めてのこととなる。

エバンズとの準々決勝は、ジョン・ハリス第3試合に予定。第2試合は、日本時間6日2時以降より雨のため順延となっていた第8シードのボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同26位)と第10シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同27位)の試合が、6-4、2-6から再開される。