テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子ダブルスジュニアの決勝が行われ、A・オクトーイ(ケニア)/ R・マリー ナイカンプ(オランダ)組が第4シードのV・ムボコ(カナダ)/ K・クロス(カナダ)組を3-…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子ダブルスジュニアの決勝が行われ、A・オクトーイ(ケニア)/ R・マリー ナイカンプ(オランダ)組が第4シードのV・ムボコ(カナダ)/ K・クロス(カナダ)組を3-6, 6-4, [11-9]の逆転で破り、タイトルを獲得した。
決勝戦、1時間12分で勝利したオクトーイ/ マリー ナイカンプ組。18歳のオクトーイはこの勝利でケニア人選手として初のグランドスラムタイトル獲得となった。
女子テニス協会のWTAは公式サイトでオクトーイのコメントを紹介している。
「子どもたちにトロフィーを見せてあげたら『いつかあなたのようになりたい、グランドスラムを戦いたい』と言われた。それでもっともっと頑張ろうという気持ちにさせてくれた。信念があれば、夢は叶う」
「メディアは本当に私を助けてくれた。オーストラリアにいたときから、多くの人が私を認めてくれるようになった。それが、私と私の国の夢だった。ケニアで『私が多くの選手にインスピレーションを与えている。多くの人がプレーしたい』と思われるようになった」
「夢を見ることと、実際にそこにいることは別物。ウィンブルドンのコートに立ったとき、それは最高の気分だった。いつも運動場の芝生でゲームをしていたけど、グラスコートでテニスをするのはまた格別。とても美しい経験だった」
また、ケニアテニス協会の事務局長であるワンジル・ムブグア・カラニがオクトーイの活躍について「アンジェラ(オクトーイ)がグランドスラムに出場したことでそのインパクトは驚くほど大きくなったし、今後数年間はさらに素晴らしいものになると確信している。アンジェラが道を示してくれたから、誰もが自分にもできると信じるきっかけとなった」