テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は7日、男子シングルスで第2シードのR・ナダル(スペイン)が準決勝を棄権すると発表した。発表に際し行われた会見では「サーブを打つための通常の動きもできない」と語った。>>ウィ…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は7日、男子シングルスで第2シードのR・ナダル(スペイン)が準決勝を棄権すると発表した。発表に際し行われた会見では「サーブを打つための通常の動きもできない」と語った。
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ナダルは準々決勝のT・フリッツ(アメリカ)戦でフルセットを戦った際、第2セット途中でメディカルタイムアウトを取得し治療を行っていた。その後の会見でも準決勝棄権を示唆するなど、出場可否が不透明になっていた。
会見では「腹部の痛みに悩まされているんだ。このような状況で2試合(準決勝と決勝)に勝つことはできないと思ったから決断した。正しいスピードでサーブできないだけでなく、サーブするための通常の動きもできないんだ。自分の目標を達成するためのレベルでプレーする競争力がないまま、コートに出るのは嫌だ。そして、もっと悪くなる可能性もある」と明かした。
「僕の希望は3週間から4週間で、通常のカレンダーに戻ることができるようになること。1週間後にはサーブを打たないでベースラインからプレーできるようになるだろう。それはポジティブなことだよ」
ナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制しており、今大会で優勝を果たせば1年間ですべての四大大会でタイトルを獲得する「年間グランドスラム」に王手がかかる状況となっていたが、あと一歩のところで負傷により夢を断たれるかたちとなった。
一方、不戦勝となった準決勝の対戦相手N・キリオス(オーストラリア)は四大大会初の決勝進出となった。決勝では第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第9シードのC・ノリー(イギリス)のどちらかと対戦する。
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