キリオス、芝シーズン開幕から2大会連続で4強入りも腹部を負傷6月22日、世界ランク45位のニック・キリオス(オーストラリア)は、腹部の負傷のため「マヨルカ選手権」(スペイン・マヨルカ/ATP250)…

キリオス、芝シーズン開幕から2大会連続で4強入りも腹部を負傷

6月22日、世界ランク45位のニック・キリオス(オーストラリア)は、腹部の負傷のため「マヨルカ選手権」(スペイン・マヨルカ/ATP250)2回戦を棄権。「ウィンブルドンへのリスクを冒したくない」と語った。

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キリオスは、21日に行われた1回戦でラスロ・ジェレ(セルビア/同55位)を5-7、7-6(1)、7-6(1)の逆転で勝利。2回戦で第5シードのロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/同20位)と対戦する予定だった。

ATP公式サイトでは、キリオスのコメントが掲載。「マヨルカでの試合を棄権しなければならないのは、本当に残念だ。最近は良いプレーが続いていたのに、残念ながら腹部に痛みを感じて目が覚めてしまった」と理由を説明。

すぐに大会ドクターの診察を受けたようだが、棄権を勧められたため「僕はマヨルカ選手権を大切にしているけど、来週のウィンブルドンへのリスクを冒したくないから、彼のアドバイスに従う」と棄権を決断した。

クレーコート・シーズンは1大会のみの出場と、全仏オープンを含むATPマスターズ1000などビッグタイトルを欠場したキリオスは、芝シーズンで再始動。

ATP250シュツットガルトでベスト4入りを果たすと、続くATP500ハレ大会でもステファノス・チチパス(ギリシャ/同6位)、パブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同19位)とランキングで格上の選手に勝利し4強入り。ノーシードから波乱を起こしていた。

昨年のウィンブルドン3回戦でも腹筋を痛め、途中棄権を余儀なくされているキリオス。残り1週間を切ったウィンブルドン開幕に間に合うのだろうか。