圧倒的な力の差を見せつけた井上。いよいよ世界1位の称号を手に入れるか。(C)CoCoKARAnext モンスターの“264秒”KO劇は、米メディアにも大きな衝撃を与えたようだ。 WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大…

圧倒的な力の差を見せつけた井上。いよいよ世界1位の称号を手に入れるか。(C)CoCoKARAnext

 モンスターの“264秒”KO劇は、米メディアにも大きな衝撃を与えたようだ。

 WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は6月7日、WBC同級王者のノニト・ドネア(フィリピン)に2ラウンドTKO勝ちを収め、日本人初の3団体統一王者に輝いた。その勝ちっぷりは、まさに圧巻。1ラウンド終盤にダウンを奪うと、続く2ラウンドに猛ラッシュをかけ、百戦錬磨のドネアに何もさせないまま、2ラウンド1分24秒でマットに沈めた。

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 この衝撃の展開に、米メディアも黙ってはいられなかった。ボクシング誌『The Ring』のドウグラス・フィッシャー編集長が、「なんてこった!イノウエは本当にモンスターだ」「イノウエはリングマガジンのPFP(パウンド・フォー・パウンド)で上にいくべきか?」と呼びかければ、スポーツ専門局『ESPN』も「今や、モンスターがPFPのキングであることに疑いの余地はない」と絶賛。権威ある老舗専門誌と米最大のスポーツ専門局が、階級を超越した最強ボクサーを格付けするPFPのランキング更新を匂わせ、揃って井上を褒め称えたのだ。

 両メディアのPFPでは、サウル・アルバレス(メキシコ)やオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)といった猛者たちがトップに君臨していたが、今回の“モンスター”の活躍によって動きがあるのは間違いないだろう。現在、井上のPFPランキングは『The Ring』で3位、『ESPN』では2位だ。最新ランクの発表が楽しみでならない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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