管理栄養士・栄養教諭の資格を持つ野澤祥さんに、多くの方が悩みを抱えている「こむら返り」について話を聞きました。【関連記事】睡眠中に足がつるのはなぜ?「こむら返り」防止につながる食べ物も紹介予防と根本改善には食生活の見直しが必須足がつりやす…
管理栄養士・栄養教諭の資格を持つ野澤祥さんに、多くの方が悩みを抱えている「こむら返り」について話を聞きました。
【関連記事】睡眠中に足がつるのはなぜ?「こむら返り」防止につながる食べ物も紹介
予防と根本改善には食生活の見直しが必須
足がつりやすい、寝ている時にこむら返りが起こりやすいという方は、ミネラル不足が考えられます。
ビタミンを摂取するほか、カルシウムやカリウム、マグネシウムなども積極的に摂るようにしてみてください。カルシウムは牛乳をはじめとする乳製品、カリウムは生野菜、マグネシウムは春に旬を迎えるあさりなどの貝類に多く含まれています。
牛乳を飲むとお腹をくだす、ゴロゴロするといった不調を起こす方は、乳糖不耐性の可能性がありますので、無理をしないように。最近は、乳糖不耐の方でも食べられるヨーグルトなども販売されていますし、サプリメントで栄養素を補う方法もあります。
でも、やはり、食生活を見直すことが重要。
こむら返りだけでなく、慢性的な疲労や健康、美容、ダイエットにはバランス良い食事、多くの食材を摂ることを意識する必要があります。私はお客さまに「1日最低20品目を食べるようにしましょう」と伝えています。
忙しいと偏りがちなので、食べた物を記録するのも良いでしょう。「朝は簡単にすませたので昼は色々な物を食べる」「菓子パンではなくサンドイッチを選ぶ」など、最低20品目という目標があることで、何を食べるのか選択しやすくなり、食生活も変えやすくなるはず。
健康は、毎日の積み重ねから。すぐに変化を感じられず、何だかもどかしい気持ちになるかもしれませんが、1日20品目の食事をぜひ続けてみてください。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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野澤祥
管理栄養士・エステティシャン
学生時代、国家資格である管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。
都内のヘルスケアIT企業に就職後、食事指導のできるエステティシャンとして年間800人以上を担当し、5店舗を束ねる責任者となる。その後、「一層お客様に寄り添ったエステをしたい」という想いから独立し、QUALITASに参画する。