19年伊藤に判定勝ちでタイトル奪取 ボクシングの元WBO世界スーパーフェザー級王者、ジャメル・ヘリングが、自身のツイッターで現役引退を示唆している。21日に米国で行われたジャメイン・オルティス(ともに米国)とのライト級10回戦で0-3の判定…

19年伊藤に判定勝ちでタイトル奪取

 ボクシングの元WBO世界スーパーフェザー級王者、ジャメル・ヘリングが、自身のツイッターで現役引退を示唆している。21日に米国で行われたジャメイン・オルティス(ともに米国)とのライト級10回戦で0-3の判定負け。「次のステップに移り、家族との時間を楽しむ時が来た」「異なる形でボクシング界に残る」などと明かしている。

 ヘリングは2019年5月、当時WBOスーパーフェザー級王者だった伊藤雅雪と対戦し、3-0の判定勝ちでタイトルを奪取。2021年4月にカール・フランプトンを相手に6回TKO勝ちで3度目の防衛に成功していたが、同年10月のWBO同級団体内王座統一戦で当時の暫定王者シャクール・スティーブンソンに10回TKO負け。王座を失っていた。

 15戦無敗だったオルティスに敗れた後、ヘリングはツイッターに「全てに感謝している。みんなありがとう。次のステップに移り、家族との時間を楽しむ時が来た」と記し、引退を示唆した。別の投稿では「このスポーツを愛している。でも家族に心配させるのを止める義務もある。みんなありがとう。自分の側でも相手側でも、君たちが私を形作ってきた。でもその時が来たんだ」とつづった。

 プロ通算23勝(11KO)4敗。世界チャンピオンにもなったヘリングのキャリアを称え、労うコメントも集まっている。さらに別の投稿で「みんなに愛と感謝を。ここまで素晴らしい道のりだった。私を見るのは最後じゃないよ。異なる形でボクシング界に残る。でも、みんなありがとう」と感謝を記していた。(THE ANSWER編集部)