東大は22日、明治神宮野球場で行われた東京六大学野球春季リーグ戦の法大2回戦に2-9で敗れ、今季の全日程を終えた。4番…
東大は22日、明治神宮野球場で行われた東京六大学野球春季リーグ戦の法大2回戦に2-9で敗れ、今季の全日程を終えた。4番としてシーズン全試合に出場した梅林浩大内野手(3年)は、最終戦になって初の1試合2安打を記録したが、「4番の役割を果たせなかった」と未勝利で終わったシーズンを振り返った。
昨年「4番・一塁」が指定席だった井上慶秀内野手が卒業し、今季は梅林がそのポジションを任された。ただ、残ったのは悔しい思いばかりだ。「4番ということもあって、1、2、3番の先輩方がチャンスを作ってくれた場面は何度もあったんですけど、そういう場面でなかなかランナーを返せなかった」と言葉を絞り出した。
終わってみれば打率は.150、4打点。チームは1勝もできず「4番の役割はランナーを返して打点を稼ぐことだと思っているんですけど、それがなかなかできないシーズンだった」と反省の弁ばかりが口をつく。
それでも、東大の井手峻監督は梅林を「徐々に変わってきつつあると思う。体も大きいし力もある。精度が上がれば、相手からも怖がられる」と評した。秋に向けて前向きな言葉だ。期待はさらに大きくなっている。

静岡の強豪・静岡高から1浪を経て、東大へ進学。高校時代は2018年春の選抜でベンチに入り、三塁ベースコーチとして甲子園の土を踏んだ。高校時代の同級生には、リーグ戦で活躍している立大・黒岩陽介捕手(4年)、明大の主将・村松開人内野手(4年)らがおり「僕にとって黒岩とか村松は近い存在ではあるんですけど、憧れみたいなところもある。彼らと神宮で思いっきり野球ができるのはすごく楽しい」と語る。
立大戦では、出塁した黒岩と一塁上で笑顔を見せる場面もあった。「プレーしていても静高の選手が出てくると、他の選手と違って楽しくプレーできます」。同級生の活躍を刺激にもしながら、大舞台でプレーする喜びを噛み締めている。
秋に向けては、打撃の精度を上げていくのが目標だ。「野手の間を抜くようなバッティングができるようになれば、打率も上がってくると思う。秋こそはしっかりと4番として役割を発揮できるようにしたい」と決意表明する。今季は早大に2度引き分け、優勝を争っている立大にも善戦したが、勝利はつかめなかった。1シーズン4番を経験した3年生が、どんな姿で秋の神宮へ帰ってくるか楽しみだ。
(Full-Count 上野明洸)