2000年以降の“最も恐ろしい打者”8選手を米メディアが選出し、現在、独立リーグ・四国アイランドリーグ(IL)plusの高知でプレーするマニー・ラミレスらが選ばれた。一方、2001年以降、10年連続で200安打以上を放ったマーリンズのイチロ…

2000年以降の“最も恐ろしい打者”8選手を米メディアが選出し、現在、独立リーグ・四国アイランドリーグ(IL)plusの高知でプレーするマニー・ラミレスらが選ばれた。一方、2001年以降、10年連続で200安打以上を放ったマーリンズのイチロー外野手は打撃技術を称賛されながらも“落選”となっている。

■2000年以降“最も恐ろしい8打者”にマニーら、米メディア特集

 2000年以降の“最も恐ろしい打者”8選手を米メディアが選出し、現在、独立リーグ・四国アイランドリーグ(IL)plusの高知でプレーするマニー・ラミレスらが選ばれた。一方、2001年以降、10年連続で200安打以上を放ったマーリンズのイチロー外野手は打撃技術を称賛されながらも“落選”となっている。

 今回、特集記事を掲載したのは米FOXスポーツ電子版。2000年以降、メジャーで破壊力を誇った打者を8選手選んだ。いずれもそうそうたるメンバーでラミレスを筆頭にバリー・ボンズ、アルバート・プホルス、デビッド・オルティズ、ブラディミール・ゲレーロ、アレックス・ロドリゲス、ミゲル・カブレラ、デレク・ジーターを選出している。

 今年日本の独立リーグで現役復帰したラミレスはインディアンス、レッドソックスなどでプレーしたメジャー時代、通算8244打数2574安打で打率.312、555本塁打、1831打点をマーク。首位打者1回、本塁打王1回、打点王1回、ワールドシリーズMVPなどに輝いた。寸評では「彼は史上最も偉大な右打者の1人であり、生まれながらにしてのヒッティング・マシーンである」と評し、現役時代の成績に触れつつ、「キャリア通算111試合経験したポストシーズンにおいて29度本塁打を放っている」と付け加えている。

 そのほかの選手たちの主な打撃成績は以下の通り(※は現役選手)。

■ラミレス以外の7選手は…

○ボンズ
通算9847打数2935安打、打率.298、762本塁打、1996打点
首位打者2回、本塁打王2回、打点王1回

○プホルス※
通算9293打数2861安打、打率.308、596本塁打、1844打点
首位打者1回、本塁打王2回、打点王1回

○オルティズ
通算8640打数2472安打、打率.286、541本塁打、1768打点
本塁打王1回、打点王3回

○ゲレーロ
通算8155打数2590安打、打率.318、449本塁打、1496打点

○ロドリゲス
通算10566打数3115安打、打率.295、696本塁打、2086打点
首位打者1回、本塁打王5回

○カブレラ※
通算7954打数2543安打、打率.320、450本塁打、1567打点
首位打者4回、本塁打王2回、打点王2回(2012年3冠王)

○ジーター
通算11195打数3465安打、打率.310、260本塁打、1311打点

■「最も注目に値する落選」に3選手、イチローは「45歳でも生産的であり続けるだろう」

 一方、特集の冒頭では「最も注目に値する落選」としてイチロー、ブライス・ハーパー、マイク・トラウトの3選手を挙げている。

 イチローについては「並外れたイチローは45歳でも打席において生産的であり続けるだろう。イチローは優れた技能を持つ打者である。しかし、彼はほとんどの場合、短距離打者(シングルヒッター)である」と不選出の理由を説明。今季メジャー17年目を迎えている43歳のベテラン外野手は今月15日(日本時間16日)時点で通算9734打数3038安打、打率.312、115本塁打、761打点で首位打者を2回獲得。今回の特集では打撃技術を高く評価されたが、ランクインはならなかった。

 またすでにメジャーを代表する打者として君臨するハーパー、トラウト両選手はまだ20代半ばという年齢面について「信じがたい」と評されつつも、上記のリストに入れるのには時期尚早との判断が下されている。