ケガ人続出の巨人にまた一つ「悲報」が飛び込んできた。梶谷隆幸外野手(33)が5月中旬にも左半月板を手術することが決定。今季中の復帰は絶望的となった。

【関連記事】「あれはストライク」佐々木朗希の“球審問題”に佐藤義則氏が見解!「僕が投手コーチだったら・・・」

 昨年10月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受け、復帰に向けてリハビリ中だった梶谷だが、最近は実戦にも出場しておらず、状態が心配されていた。

 現在チームはキャプテンの坂本、好調な吉川を負傷で欠く非常事態。外野陣は両外国人選手、ポランコ、ウォーカーが務めるも共に守備面で不安があり、安定した力を持つ梶谷の復帰が期待されていた。

 一方で20年オフにFAで4年総額8億円(年俸は推定)の超大型契約を結び、DeNAから巨人に入団した梶谷はここまで度重なる故障に悩まされてきた。移籍1年目の昨季は開幕時こそ好調だったものの、春先に左足太もも裏の違和感を訴え抹消、復帰後の7月10日の阪神戦のプレーで、「右第3中手骨」骨折、再び離脱した。その後、リハビリに努めていたが、今度は腰痛が発症、10月に椎間板ヘルニアの手術を行った。移籍1年目の昨季は61試合に出場し2割8分2厘、4本塁打、23打点。チームが苦しい時期に力になれず、FA戦士としては今季が正念場と見られていた。

 一方、度重なる故障禍に悩まされている梶谷をめぐっては以前からこんな声もあった。

 「そもそも入団当初から『契約年数は大丈夫か』という声がありました。元々故障がちな選手。DeNA時代から夏場になると打球が前に飛ばなくなるなどともいわれており、いい選手ではあるのですが、年間通してのコンディション維持が不安視されていました」(放送関係者)


 今年でプロ16年目を迎える梶谷だが、これまでの故障歴は右足首、脇腹、右肩、背筋など満身創い状態。DeNA側がリリースしたのも、こういったコンディション面を把握していたためという指摘もある。

 一方で梶谷は今季含め、残り契約年数は3年を残す。現在のような状態で果たして36歳シーズンまで持つのか。昨年の契約更改時には「必要としていただいたにも関わらず、情けない」とし、今季こそ試合に出続けたいと意気込んでいたFA砲。この悔しさを糧に這い上がれるか。プロ人生の岐路に立っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

・今すぐ読みたい→
【関連記事】巨人・梶谷 年俸2億円男に「スペランカー体質」を心配する声
【関連記事】巨人「坂本時代」の終焉か 指揮官が感じていた「あの異変」とは
【関連記事】止まらない白井審判員の炎上問題 絶対に犯してはいけなかった最大の過ちとは