男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は5日、シングルス3回戦が行われ、第3シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク60位のD・ゴファン(ベルギー)に4度のマッチポイントを握られ…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は5日、シングルス3回戦が行われ、第3シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク60位のD・ゴファン(ベルギー)に4度のマッチポイントを握られながらも6-3, 5-7, 7-6 (11-9)のフルセットで破り、2年連続16度目のベスト8進出を果たした。ナダルは勝利後、フルセットにもつれたことに「完全に満足しているわけではない」と語った。
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第1セットを先取したナダルは第2セット、第9・第10ゲームで2度のマッチポイントを掴むも決めきれず、ゴファンが1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続きタイブレークに突入。4度のマッチポイントを凌いだナダルが元7位ゴファンを、3時間9分に及ぶ激闘の末に制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナダルの試合後のコメントを掲載し「正直、とてもタフな試合だった」と語った。
「今日の勝利は、僕のテニス人生の中でずっと戦ってきたことが、インスピレーションを与えてくれたんだ」

「正直、とてもタフな試合だった。非常に高いレベルでプレーができたと思う。しかし同時に、間違いなくストレートで試合を終えなければならなかったので、完全に満足しているわけではないよ」

「3時間の試合は、フィジカル面のパフォーマンスを高めるのに役立つ。マッチポイントを凌いだ、とても重要な勝利だ。それが自信になり、前進し続けるチャンスになるんだ。僕には試合が必要だし、より早くフィットしていくためには今日のような一日一日が必要なんだ」
勝利したナダルは準々決勝で第7シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。両者は3度目の顔合わせで、ナダルの2勝0敗。直近では3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準決勝で対戦し、ナダルが6-4, 4-6, 6-3で勝利している。
同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第4シードの、S・チチパス(ギリシャ)、第6シードのA・ルブレフ、第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、第12シードのH・フルカチュ(ポーランド)が8強に駒を進めている。