【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・4/24マイラーズC(GII・阪…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・4/24マイラーズC(GII・阪神・芝1600m)
後方を追走したソウルラッシュが直線で大外に持ち出して差し切りました。昨年12月に1勝クラスを勝ってから4連勝で重賞制覇という軌跡は、金鯱賞(GII)を勝ったジャックドール(1勝クラスから5連勝)を連想させます。
母エターナルブーケはヒラボクディープ(青葉賞)の4分の3妹で、現役時代は未勝利に終わったものの、繁殖牝馬として成功し、現3歳のディオ(父リオンディーズ)はスプリングS(GII)とアーリントンC(GIII)で5着と健闘しています。
父ルーラーシップはメールドグラース(コーフィールドC)、キセキ(菊花賞)など国内外の平地競走で14頭の重賞勝ち馬を出しており、今年の総合種牡馬ランキングは第7位。好調期はクラスの壁を突破して上昇していく傾向があり、たとえばメールドグラース、ディアンドル、ムイトオブリガードなどもそんなタイプでした。
本馬は「ルーラーシップ×マンハッタンカフェ×ストームキャット」という組み合わせなので、アディラート(ゴドルフィンマイル-3着)と8分の7まで配合構成が同じです。
◆今週の血統Tips
天皇賞・春(GI)の登録馬を眺めるとステイゴールド系が目立ちます。オルフェーヴル産駒4頭(アイアンバローズ、シルヴァーソニック、タガノディアマンテ、メロディーレーン)、ステイゴールド産駒2頭(クレッシェンドラヴ、マイネルファンロン)、ゴールドシップ産駒1頭(マカオンドール)。
登録馬18頭中7頭を占めています。ステイゴールドは現役時代に4つの重賞を勝ちましたが、すべて2400m以上で、天皇賞・春は2着という成績があります。産駒の芝平均勝ち距離は1940m。
この数字はハーツクライの1877m、ダンスインザダークの1813m、ディープインパクトの1811mを上回り、サンデーサイレンスの主要な後継種牡馬のなかで最長です。
ステイゴールドの息子たちもこのスタミナを受け継いでおり、ゴールドシップ産駒は1983m、ナカヤマフェスタ産駒は1978m、オルフェーヴル産駒は1892m、フェノーメノ産駒は1857mと、いずれも長めの距離を得意としています。
長距離戦はステイゴールド系の稼ぎどころであり、その最高峰のレースである天皇賞・春に大量の馬が出走してきたのは、血統的な傾向からすれば納得できるところです。
ステイゴールド産駒は天皇賞・春を通算4勝。サンデーサイレンスと並んで歴代トップです。今年、クレッシェンドラヴかマイネルファンロンが勝てば単独トップに立ちます。