女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)は23日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク31位のL・サムソノヴァを6-7 (4-7), …

女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)は23日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク31位のL・サムソノヴァを6-7 (4-7), 6-4, 7-5の逆転で破り、大会初の決勝進出を果たすと共に今季4勝目に王手をかけた。
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現在、2月のカタール・トータルエナジーズ・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA1000)、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)と3大会連続優勝中の女王シフィオンテク。今大会の準々決勝では第8シードのE・ラドゥカヌ(イギリス)をストレートで破って勝ち上がりを決めている。
この試合の第1セットでは序盤で3ゲームを連取し試合を有利に進めたシフィオンテクだったが、第7ゲームでブレークを許す。タイブレークにもつれ込むと1度のミニブレークを許し、先行される。
しかし、第2セット、ファーストサービスが入った時に78パーセントの確率でポイントを獲得。第9ゲームでブレークに成功しセットカウント1-1に追いつく。迎えたファイナルセットではお互いに2度ずつブレークすると、第11ゲームでブレークに成功したシフィオンテクが3時間3分の激闘を制した。また、連勝記録を22に伸ばしている。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにシフィオンテクのコメントを掲載し「確かに大変だったし、マラソンのようだったわ。どうやって挽回できたのか、自分でもわからない。正直、諦めたくはなかった。解決策を見つけたかった」と語った。
「彼女(サムソノヴァ)はトップ8(のレベル)のテニスをしたと思う。お互いに最後の1ポイントまで戦った。ゲームカウント5-5の時点で彼女を破ることができたのは、かなり幸運だったと思うわ」
勝利したシフィオンテクは決勝で第3シードのA・サバレンカと対戦する。サバレンカは準決勝で第2シードのP・バドサ(スペイン)を7-6 (7-5),6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
シフィオンテクはサバレンカについて「彼女は素晴らしい選手で、誰もがそれを知っている。私はすべてに備えて集中し、アグレッシブに、そして堅実にならなければならない。明日、分かることよ。いい試合になることを願うばかりね」と述べた。