男子テニスで元世界ランク13位のA・ドルゴポロフ(ウクライナ)は20日にSNSを更新。同日にウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)が発表した、「2022年大会においてロシア人およびベラルーシ人選手の出場を認めない」とする…

男子テニスで元世界ランク13位のA・ドルゴポロフ(ウクライナ)は20日にSNSを更新。同日にウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)が発表した、「2022年大会においてロシア人およびベラルーシ人選手の出場を認めない」とする関する声明について、「どのスポーツもビジネスも同じスタンスを取るべき」と言及した。
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ドルゴポロフは2018年のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATPマスターズ)での初戦敗退がキャリア最後のツアー大会出場となり、2021年5月に引退を表明。現役時代には2017年のアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)決勝で錦織圭を下して優勝するなど、キャリアで3勝をあげた。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった当初より、ドルゴポロフは母国の状況について連日SNSで投稿を行い、支援を募る活動をするとともに、自身は家族とトルコに脱出後、防衛活動に参加するため再びキエフに戻っている。
ウィンブルドンは20日に公式な声明として「このような不当かつ前例のない軍事的侵略の状況下で、ロシア政権がロシアやベラルーシの選手の参加によって、何らかの利益を得ることは容認できない。したがって、私たちは遺憾の意を表明し、ロシアとベラルーシの選手が2022年の同大会にエントリーすることを拒否する」ことを発表した。
この発表を受けてドルゴポロフは自身のTwitterを更新し、「ありがとう、イギリス。どんなスポーツでも、ビジネスでも、本当に何でも、同じスタンスを取るべきだ。ロシアの人々が立ち上がり、血にまみれた指導者とこれらすべての戦争犯罪、人道に対する罪を止めるまで。ウィンブルドンとイギリスは、この狂気の沙汰を止めるために、リーダーシップを発揮している」とつづった。