学生、野球ファン注目!東京六大学野球春季リーグ戦が、第5週を終えた段階で東大を除く5校が勝ち点2で並ぶ大混戦の模様を呈している。今リーグ戦は、引き分けとなったゲームが3試合、一点差ゲームが4試合と白熱した試合が多く、5大学に優勝の可能性があ…

学生、野球ファン注目!

東京六大学野球春季リーグ戦が、第5週を終えた段階で東大を除く5校が勝ち点2で並ぶ大混戦の模様を呈している。今リーグ戦は、引き分けとなったゲームが3試合、
一点差ゲームが4試合と白熱した試合が多く、5大学に優勝の可能性がある目が離せない展開となっている!

さらに今リーグ戦は、各大学に話題性のある実力派選手が揃っているのも見所の一つだ。

まずは、明日5月13日(土)の11時試合開始予定の慶應大学対明治大学の注目情報から!

慶應大学で見るべき選手は、投手では都立高出身の関根智輝(1年・城東)だ。東大とのチーム開幕戦に先発すると、慶大史上90年ぶり二人目の快挙となる1年春の開幕戦での先発としての勝利を挙げた。これまで、2勝1敗の成績の関根は、残り2カードでもポイントとなる場面での登板が予想される。1年生右腕がこの春のリーグ戦でどこまで飛躍するのか楽しみだ。

打者で注目されるのが四番を打つ大型スラッガー・岩見雅紀(4年・比叡山)だ。187cm107kgの恵まれた体からくり出す打球は、まさにホームランアーティストの弾道である「打った瞬間ホームラン」という打球を見せてくれる。今リーグ戦でも既に5本塁打(通算14本塁打)を記録し、チームを牽引する主砲。プロも注目する東京六大学リーグに登場した右の大型スラッガーが今後どれくらいのホームランを積み上げるのかも見逃せない。

法政戦で2本目のホームランを放つ慶大・岩見=神宮球場

岩見の法政戦でのホームラン動画はこちら!

対する明治大学の注目は、何といっても齊藤大将投手(4年・桐蔭学園)だ。昨年の「第40回 日米大学野球選手権大会」でも侍ジャパン大学代表に名を連ね、持ち味であるキレ味抜群のスライダーで米国代表を抑え込んだ。今年も大学代表候補に名を連ね、今リーグ戦も、先発、抑えにとフル回転の活躍を見せている。明大の絶対的エースである齊藤の出来が優勝の鍵を握っている中で、その鮮やかな投球術でどこまで相手打線を封じ込めることができるのかが明治大学の試合の見所となる!

明日の第2試合に予定されている早稲田大学対立教大学も両校譲らない展開が予想される。

その中でも早稲田大学の注目は、2年生ながら今春から名門の4番を任された加藤 雅樹(2年・早稲田実)だ。第5週終了まで、18打数10安打の打率.556で首位打者も狙える位置につけるスター候補性。開幕戦となった法大戦では、ライトスタンドに運ぶ先制本塁打を放つなど、ここまで3本塁打を記録し、下級生ながら並みのバッターではないところを見せつけている。早実時代の3年夏に清宮幸太郎内野手とともに、甲子園4強入りを果たし、端正なマスクと実力で話題をさらった人気選手。このリーグ戦、加藤がどこまで安打数を増やせるのか野球ファンの関心も大いに高まっている!

加藤の東大戦での満塁ホームラン動画はこちら!

対する立教の四番・笠松悠哉(4年・大阪桐蔭)も負けてはいない。高校時代から定評のあった長打力で、今リーグ戦では2本塁打を放ち、打率は.440の2位。打点12は岩見(慶應)と並びトップタイの勝負強さを見せている。大阪桐蔭時代に全国制覇も経験している経験豊富な笠松の活躍が、立教大学優勝の鍵を握る。

東大戦7回裏、レフトへ今季1号本塁打を放つ立大・笠松=神宮球場

 

 いずれも見逃せない試合ばかりの東京六大学野球。神宮球場に足を運んで贔屓の大学を応援するもよし、将来の野球界を背負って立つスター候補性を応援するもよし、とにかく今春の東京六大学野球に野球ファンならずとも注目だ!

東京六大学野球連盟ホームページはこちら!
※試合の実施状況などは、こちらの連盟公式サイトからご確認ください