男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)がワイルドカードで出場している世界ランク132位のN・キリオス(オーストラ…

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)がワイルドカードで出場している世界ランク132位のN・キリオス(オーストラリア)を7-6(7-0),5-7, 6-4のフルセットで破り、3年ぶり11度目のベスト4進出を決めた。試合後、ナダルは「良いプレーができた。彼との対戦は難しい」と語った。
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この日ナダルは第3ゲームで最初のブレークを許し追う展開となるも、第10ゲームでブレークバックを決めてタイブレークに突入。4度のミニブレークを決め、キリオスに1ポイントも与えず第1セットを先行した。
続く第2セットでは互いにキープが続く展開となるが、第12ゲームでブレークを奪われてセットカウントを1-1とされる。
勝負のファイナルセット、序盤はキープが続くも第7ゲームでブレークに成功。これを守りきって2時間48分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは試合後、ナダルのコメントを公式サイトで紹介している。
「良いプレーができたと思うよ。彼(キリオス)との対戦は難しいね。彼はすぐにポイントを変えてくるし、特にファーストサーブは強烈なんだ」
「特に第3セットはいいプレーができたと思う。リターンも良くなった。サーブもしっかりしていて、1ゲームだけ苦しんだだけだった」
「テニスは時々、勢いが大事なんだ。第2セットをいくつかのミスで終えた後、第3セットの最初がとても重要で、おそらく僕にとって決定的なものになるとわかっていた。だから、最初の2・3ゲームをセーブする必要があった。その後、試合は元に戻って、何が起こるかわからないようになったね」
「もう少し彼の視覚的な位置を少し変えて、彼に対して何か違うものをつくり出そうと思った。それが功を奏したんだと思う。ファーストサーブのリターンも良かったね」
「すべての瞬間で解決策を見出すことが重要なんだ。このスポーツでは自分がいかに快適に過ごすかだけでなく、いかに相手を不快にさせるかが重要なんだ」
今季19戦19勝と連勝無敗記録を伸ばしたナダルは、準決勝で第13シードのC・ノリー(イギリス)と第19シードのC・アルカラス(スペイン)の勝者と対戦する。