今季ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディス第2日 女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは4日、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で第2日が行われた。ツアー4勝の西村優菜(スターツ)が、4バーディー、1ボギーの69…

今季ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディス第2日

 女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは4日、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で第2日が行われた。ツアー4勝の西村優菜(スターツ)が、4バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダーで6位に浮上した。28位で終えた初日にドライバーが不振だったことで、「80%の力で打つ」と徹底。持ち前の対応力を見せつけ、上位に絡んできた。首位は通算8アンダーの黄アルムで、2位には1打差の通算7アンダーで渡邉彩香がつけている。昨季賞金女王の稲見萌寧は69で回り、61位から13位に順位を上げた。

 西村は割り切って、自分のゴルフに徹した。「初日、ドライバーが荒れてしまったので、今日は距離を求めずに80%の力で打っていました」。ドライバーショットで同組の稲見、西郷真央に20ヤード、30ヤードと置いていかれても、「仕方ない。気にしない」と思い、フェアウェーにボールを置き続けた。オフの間、飛距離アップを目指してトレーニングを重ねてきたが、そこにはこだわらずにスコアメイクした。

 文字通り、「ゴルフ偏差値」の高さを見せつけた形だ。同期でプラチナ世代の古江彩佳に負けず劣らず、西村は「今、何が必要かを考えて実行できる選手」と定評がある。だからこそ、飛距離で劣ってもツアー参戦2年で4勝を重ねてきた。

 そして、今季も開幕戦の予選ラウンドを終えて好位置。西村は2日間を振り返って、「気持ちのいいゴルフができていますし、マネジメントもできています。明日を終えて、いい位置で最終日を迎えられたらと思います」と言った。その言葉には自信と余裕が感じられた。(THE ANSWER編集部)