国際テニス連盟のITFは1日、ロシアによるウクライナ侵攻に関し声明を発表し、ロシアとベラルーシで行われるすべてのテニス大会の中止とロシアテニス連盟・ベラルーシテニス連盟の資格停止処分、そして同連盟が主催する国別対抗戦などへの出場を停止する…

国際テニス連盟のITFは1日、ロシアによるウクライナ侵攻に関し声明を発表し、ロシアとベラルーシで行われるすべてのテニス大会の中止とロシアテニス連盟・ベラルーシテニス連盟の資格停止処分、そして同連盟が主催する国別対抗戦などへの出場を停止するとした。
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ITFは声明の冒頭で「ロシアによるウクライナへの侵攻と、ベラルーシによるその支援を非難する」とつづり「引き続きウクライナテニス連盟と緊密に連絡を取り合い、ウクライナの人々と連帯していきます」とした。
ロシアとベラルーシは2022年に開催予定だった国際大会に出場することができなくなる。ITFは欠場となる大会名を明記しており、仮に出場停止期間が延長された場合は2023年以降にも適用されるとした。
ITFが掲載した出場停止が適用される大会は以下の通り。
・国別対抗戦デビスカッププレーオフ:ベラルーシvsメキシコ 3月4日~5日
・国別対抗戦ビリージーンキングカップ予選:ベラルーシvsベルギー 4月14日~15日
ロシアはデビスカップとビリージーンキングカップで2021年覇者だったが、どちらも出場停止に。
・車いすテニスのワールドチームカップ:3月17日~21日と5月2日~8日
・シニアテニス:シニア&スーパーシニア世界選手権(個人・団体)4月26日を予定
・ジュニアテニス:テニスヨーロッパ ヨーロッパ サマーカップ(日時未定)
・ビーチテニス:ワールドチームチャンピオンシップス 11月7日~13日
また、同日には男子プロテニス協会のATPと女子テニス協会のWTAが共同声明を発表し、今年10月にモスクワで予定されていたWTAとATPの大会を中止することを決定した。現時点では、ロシアとベラルーシの選手は引き続きツアーやグランドスラムの国際テニス大会に出場することができるものの、新たな発表があるまで「ロシア」や「ベラルーシ」の名前や国旗を使用して競技を行えないこととなった。