日産自動車は、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発する「ハンドルぐるぐる体操」の体験会を3月7日、メタバース上のバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」で実施する。日産と新潟大学は2020年、主に高齢ドライバーが日々の生活の中…

日産自動車は、高齢ドライバーの安全走行を促進・啓発する「ハンドルぐるぐる体操」の体験会を3月7日、メタバース上のバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」で実施する。

日産と新潟大学は2020年、主に高齢ドライバーが日々の生活の中で運動習慣をつけることで、筋力と認知力を高めて安全走行できるよう支援する「ハンドルぐるぐる体操」を制作。日産と新潟大学が共同でコンセプト検討を行い、新潟大学が体操のプログラムを創作した。

この体操について、新潟大学がドライバー(60代~80代)25人に対し、2か月間の効果検証を行ったところ、座った姿勢で前にかがむ前屈測定(長座体前屈)や、大きく前に歩幅を進める最大二歩幅測定の数値が向上。適正な運転姿勢を保ち、左右確認やペダル操作に必要な体の柔軟性を測る長座体前屈や、筋力やバランス力を評価する最大二歩幅は、日常生活での自立度や転倒リスクを反映する指標となる。ハンドルぐるぐる体操は正しく継続して行うことで、運転に必要な筋力、認知力を高める効果が期待され高齢ドライバーに限らず、運転不足になりがちな誰にでも健康増進効果が見込まれる。

日産は、多くの世代にハンドルぐるぐる体操の特長や有用性を紹介するために、ソーシャルVRサービスのVRChat内に公開しているバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」にて無料体験会を実施。3月7日の開催日当日、先着20名を案内する。体験会では体操の概要説明や、VR界のパフォーマーによる体操のレクチャーを行った後、参加者全員で体操を行う。

また、体験会への参加ができない人でもハンドルぐるぐる体操を楽しく覚えることができるよう、VRコミュニティの人たちが、メタバース上の様々なワールド内で体操を実施する動画も併せてYouTubeに公開した。