■2月18日/J1第1節  川崎フロンターレ 1-0 FC東京(等々力) 川崎フロンターレとFC東京が戦った2022年の…

■2月18日/J1第1節  川崎フロンターレ 1-0 FC東京(等々力)

 川崎フロンターレとFC東京が戦った2022年のJ1リーグ開幕戦の直前に、等々力競技場でまさかの乱闘騒ぎが発生した! 3連覇を狙う川崎と、スペイン人指揮官のアルベル監督が率いるFC東京がぶつかった多摩川クラシコ。ピッチの上で激闘が繰り広げられる前に、意外な展開となった。

 26(フロ)周年を迎える今季の川崎の「026サポーター」に就任していたスーパー銭湯アイドル「純烈」が、試合前に始球式のイベントに登場する予定だった。しかし、その直前、全身を黒の衣装で包んだ“悪者”が登場。純烈を迎えようとしていたふろん太に、蹴りを何発も繰り出したのだ。反撃することもできないふろん太は地面にひざをつき、うずくまる。それでも悪者は暴力を緩めず、ふろん太に蹴りを見舞い続けた。

 Jリーグの大事なオープニングゲームを前に等々力競技場に突如走った緊迫感。これにはスタジアムDJの小森すみ恵さんも、「このままじゃ開幕ゲームが始められませーん!」と絶叫アナウンス。30年目のJリーグにいきなり危機が訪れた。

 そんな会場に現れたのは、4人のヒーロー。そう、純烈ジャーだ。昨年公開の映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』のヒーローが、サポーターが集まった等々力に降臨したのだ。

■高校選手権の話題のセットプレーを披露!

 純烈ジャーがメインスタンド前に現れるや、悪者にいきなりパンチやキックを見舞った。ヒーローから殴る蹴るのフルボッコにされた悪者は、あっという間に退治されたのだった。

 その後、本物の純烈が現れて無事にピッチに立つと、始球式を実施。先の高校サッカー選手権で高川学園高校が見せた話題のセットプレーの“秘儀”を意識したキックで見事にゴールを決めてみせた。

 純烈ジャーのおかげでなんとか開催に持ち込めた多摩川クラシコは、両チームの選手が熱戦を披露。今冬の高校選手権で青森山田高校を主力として優勝に導いた新人MF松木玖生がいきなり先発デビューし、川崎相手にフィジカルの強さを見せつければ、川崎の今季の補強の目玉であるチャナティップがスルーパスなどでチャンスを作った。

 試合は、81分にレアンドロ・ダミアンが決勝ゴールを決めて川崎が勝利。純烈ジャーのように圧勝とはいかなかったものの、3連覇に向けて白星スタートを切ることができた。

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