★「立ち上がりがすべてです」(東大・宮台)

☆早稲田大vs東京大1回戦
早稲田大   103 030 000=7
東京大    000 011 020=4
【早】〇早川、北濱—岸本
【東】●宮台、小林、濱﨑、川口—森田
本塁打:早稲田大・加藤3ラン<3回表>
三塁打:早稲田大:織原
二塁打:早稲田大・宇都口、加藤、東京大・楠田、山田

 ここまで2カードずつを終え、2勝2敗・勝ち点1で4位の早大と、4連敗で6位の東大との1回戦。東大の先発はドラフト注目の最速150㌔・宮台(4年・湘南)。一方、早大の先発は昨年の甲子園、侍ジャパンU-18代表での活躍も記憶に新しい早川(1年・木更津総合)。左腕同士による興味深い対決となった。
 
 序盤から制球に苦しむ宮台を攻め、主導権を早々に握ったのは早大。1回表に3番・岸本(3年・関大北陽)の適時打で先制すると、3回表には4番・加藤(2年・早稲田実)が豪快な3ラン。さらに5回表にも加藤、7番・織原(4年・早稲田実)が適時打を放って、東大・宮台をマウンドから引きずりおろした。

3回表に3ランを放った早大4番・加藤 雅樹(2年・早稲田実)=神宮球場

 結局、宮台は4回3分の2で82球を投げ被安打7で7失点(自責点6)。三振は5個取ったものの、四死球も5と先発3試合連続で課題を残すマウンドとなっている。

力投する東大先発・宮台 康平(4年・湘南)=神宮球場

 
 これに対し、早大・早川は4回までテンポよく0を並べる六大学初先発らしからぬ落ち着いた投球。5回裏には6番・竹中(3年・修道)の適時打、6回裏にも併殺の間に1点ずつを失い、球数が100球を超えた8回裏には二死から3番・山田(4年・桐朋)、4番・田口(4年・西大寺学園)の連続適時打によってマウンドを北濱 竣介(4年・金沢桜丘)に譲ったが、7回3分の2・114球を投げて11奪三振で自責点3。リーグ戦初勝利を初先発で飾った。

7回3分の2で4失点11奪三振でリーグ初先発初勝利の早大・早川 隆久(1年・木更津総合)=神宮球場

 これで早大は東大に先勝。東大は宮台の後を継いだ3投手が無失点で踏ん張り、打線も8安打と活発だったものの、序盤の失点があまりにも大きかった。

◎早稲田大・早川隆久投手(1年・木更津総合)
「一戦目を任されたので勝ちにつながる投球をしよう、いくら打たれてもよいので、無失点に抑えようと思いましたが課題の残る試合となりました。宮台投手がよい投球であったら勝てなかったかもしれません。後半で球が浮いてしまいました。これからは内野ゴロを打たせるような投球をしていきたいです」

◎東京大・浜田一志監督
「(先発した宮台について)前回より球のキレがよくなり、垂れる球もなくなりました。明るい兆しで全くしょんぼりしていません。もう少し我慢ですね。(降板後は右翼手へ)打撃も気分転換になると思い、『打たれたら取り返せ!』と最後まで出場させました。ただ、好投手の早川君から4点取れたのは頑張ったと思います。早川君は将来恐ろしいピッチャーになりそうですね」

◎東京大・宮台康平投手(4年・湘南)
「立ち上がりがすべてです。これが実力なのでしっかりと受け止めなくてはなりません。今日はストレートで押しましたが、コントロールが定まらず、打たれてしまったので、一辺倒では厳しいと思います。3回の(加藤の)ホームランは入ると思っていませんでした。(早大先発)早川くんの方が上手いので、僕はチャレンジャーの気持ちで投げました。経験がない分、一球一球を大切に投げるなど自分ができることをしっかりやってチームの力になりたいです」