「2022年全日本卓球選手権大会」<1月24~30日/東京体育館>最終日の30日、男子シングルス決勝で戸上隼輔(20=明治大学)が松平健太(30=ファースト)をゲームカウント4-2で破り、初の優勝を果たした。戸上は今大会、宇田幸矢(明治大学…

「2022年全日本卓球選手権大会」<1月24~30日/東京体育館>最終日の30日、男子シングルス決勝で戸上隼輔(20=明治大学)が松平健太(30=ファースト)をゲームカウント4-2で破り、初の優勝を果たした。

戸上は今大会、宇田幸矢(明治大学)との男子ダブルスとあわせ2冠となった。

試合後インタビュー

Q.優勝を決めた瞬間どんな思いがよぎりましたか

戸上:逆転されてしまうんじゃないかなっていう不安もあって、とにかく必死にこのポイントで終わらせてやろうという気持ちで、ずっと連打していました。

なかなか決まらなかったんですが、最後決まってよかったです。

Q.決勝の相手は非常に変化が多彩な松平健太選手でした

戸上:一球一球集中して、自分のプレーができれば結果に結びつくと思っていたので、それがいい方向に行ったのかなと思います。

Q.第2ゲーム、逆転を許してから修正できたのは

戸上:あれだけ大差を逆転されてしまい、心も揺らいでしまったんですけど、もう一度0-0からリセットして頑張ろうと思いました。

Q.去年は出場できませんでした。悔しい思いはぶつけられましたか

戸上:(笑顔で)はい。

Q.自身の攻撃的なプレースタイルの手応えは

戸上:世界卓球から少し時間が経って、今回の全日本でパワーアップできたんじゃないかなっていう実感も多々ありました。すごい強くなったなって自分の中で思ってます。

Q.準決勝では丹羽選手、決勝は松平選手とリターン力のある選手を打ち破っての優勝でした

戸上:格上の選手だと思ってプレーして勝利できたことはすごくうれしいです。今後につながっていくんじゃないかなと思います。

Q.これからの抱負を

戸上:水谷選手がいなくなってしまって、1つ枠が空いたと僕はプラスにとらえています。パリは自分が引っ張りたいって、日本を背負う覚悟を持っています。

張本選手など色々な選手がいるんですが、自分が引っ張ってやろうっていう強い気持ちを持ってこれから頑張っていこうと思います。

Q.会場には水谷さんもいます。何かこの場で伝えることはありますか

戸上:いっぱい言いたいことはあるんですが控えておきます(笑)

戸上隼輔 Photo:Itaru Chiba

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