吉村が日式ペンの使い手・松下を撃破「2022年全日本卓球選手権大会」＜1月24～30日／東京体育館＞大会6日目の29日、男子シングルス準々決勝で吉村真晴（28＝名古屋ダイハツ）が松下大星（25＝クローバー歯科カスピッズ）をゲームカウント4-…
吉村が日式ペンの使い手・松下を撃破
「2022年全日本卓球選手権大会」＜1月24～30日／東京体育館＞大会6日目の29日、男子シングルス準々決勝で吉村真晴（28＝名古屋ダイハツ）が松下大星（25＝クローバー歯科カスピッズ）をゲームカウント4-1で破り、準決勝進出を果たした。
ケガ明けの体ながらも、優勝候補の張本智和（木下グループ）を下して8強に進んだ吉村。対するのは今のトップ戦線で珍しい、日本式ペンホルダードライブ型の松下だ。
松下大星 Photo:Itaru Chiba
この試合で躍動したのが、日本一回転がわかりづらいとも言われる、吉村のアップダウンサーブ。松下は回転を見誤り、レシーブミスを繰り返す。
1、2ゲーム目は吉村がサーブで崩してから一発強打につなげ、ともに11-7で連取する。
次の第3ゲームは松下がリードするも、やはり吉村のサーブに捕まる。最後は豪快なフォアカウンターを浴びせた吉村がここも11-9で奪う。
吉村真晴 Photo:Itaru Chiba
だが松下は第4ゲーム、リスクを冒してレシーブから攻める。さらに飛びつきドライブ、さらに裏面バックハンドと、両面ペンホルダーらしい攻めで11-7と取り返す。
第5ゲームは一進一退で10-10に。ここから火の出るようなカウンターの打ち合いになるが、中陣ドライブの安定感で吉村が上回り、15-13として勝利した。
2012年大会王者の吉村。2016年大会での3位以来、6年ぶりにベスト4入りを決めた。
【全日本卓球選手権】
＜男子シングルス準々決勝＞
吉村真晴 4-1 松下大星
11-7/11-7/11-9/7-11/15-13
吉村真晴と松下大星 Photo:Itaru Chiba
