テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は26日、女子シングルス準々決勝が行われ、第7シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク115位のK・カネピ(エストニア)を4-6,7-6 (7-2),6…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は26日、女子シングルス準々決勝が行われ、第7シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク115位のK・カネピ(エストニア)を4-6,7-6 (7-2),6-3の逆転で破り、初のベスト4進出を果たした。
>>全豪OP 男女シングルス組み合わせ<<
>>国枝 慎吾vsヒューエット 1ポイント速報<<
この試合の第1セットは互いにサービスゲームをキープをし、中盤へ突入。徐々にラリー戦でカネピに上回られると、第7ゲームでは強烈なリターンエースを決められブレークを許す。その後もミスを重ねたシフィオンテクはブレークバックできることなく先行された。
第2セット、第1ゲームで先にブレークされ崖っぷちに立たされたシフィオンテクだったが、直後の第2ゲームでこの日初のブレークに成功。ここから流れが変わると第4ゲームでもブレークを奪いこの試合初めてリードする。第7ゲームでブレークバックされたもののタイブレークを制しセットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセット、第1ゲームで先にブレークしたシフィオンテクだったが第4ゲームではミスを連発し挽回される。その後は暑さとの戦いもあるなか、互いにミスが多くなるも、第5・第7ゲームで2度のブレークに成功。サービスゲームではフォアハンドのウィナーを放つなど、そのリードを守り切ったシフィオンテクが3時間1分の熱戦を制した。
勝利したシフィオンテクは試合後の記者会見でコメントを残している。
「他のタフな試合のときよりも悪いとは言わないけど、第1セットでチャンスがあったのに、それを活かせなかったのは確か。1セット目は負けてしまった。でも、最終的にはそんなことは忘れて、目の前のことに集中しなければならない。2セット目、3セット目では、その考え方に切り替えることができたので、とてもよかったと思う」
「私が(試合中に)一番気にしているのは、サーブの時に太陽が気にならないかどうかだわ。だから、蒸し暑いことはあまり気にしていない。だからあまり(天候の)影響はなかったと思う。実際ラリーを長くして、彼女(カネピ)をもっと疲れさせたかった。なぜなら、私は自分の体力をとても信じているから。だからこの試合では、自分自身を信じることが賢明だということがよくわかったわ」
「今は、試合のスタートがうまくいかなくても、自分を信じられるようになった。解決策を見つけたり、何を変えるべきかをコート上で考えられるようになったことを、誇りに思っている。自分の感情をコントロールし、解決策に集中できるようになった」
「身体的な準備は常にできていると感じているし、プレシーズンもかなりハードだった。ストレスなど、他の要素がどのように影響するのかを見てみようと思う。たとえ3時間の練習であっても、練習後の回復と試合後の回復はかなり違う。明日になればわかると思うけど、私は(コンディションは)楽観的な見方をしている」
勝利したシフィオンテクは準決勝で第27シードのD・コリンズ(アメリカ)と対戦する。コリンズは準々決勝で世界ランク61位のA・コルネ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
[PR]全豪オープンテニス
27日午前8:50~生中継・ライブ配信決定!青山/柴原 女子D準決勝
ほか注目試合もWOWOWで連日生中継
WOWOWオンデマンド、WOWOWテニスワールドにて全コートライブ配信

■放送&配信スケジュールはこちら>