​ ​ ​ 2021年の年末こそ名前がなかったものの、2016年以降、年末には女子格闘技の顔の一人として、毎年、何かしらのカタチでラインナップされてきた浅倉カンナ。それが昨年末は一転して自宅でRIZINを視聴することに。いったい浅倉は…


 2021年の年末こそ名前がなかったものの、2016年以降、年末には女子格闘技の顔の一人として、毎年、何かしらのカタチでラインナップされてきた浅倉カンナ。それが昨年末は一転して自宅でRIZINを視聴することに。いったい浅倉はリング上をどんな思いで観ていたのか。全4回の第1回。(聞き手=Show大谷泰顕)

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――「バンタム級グランプリ」の感想をお願いします。
「もう、それが一番です」

――一番?
「自分は今回の年末は出られなかったですけど、扇久保(博正)さんが優勝して、(自分も)いい年になりました」

――それだけ近い存在だったんですよね、扇久保選手は。
「あのー、自分の時(2017年大晦日に女子スーパーアトム級グランプリに優勝)を思い出しましたね」

――あー!
「自分も負けるって言われていたんですけど、その時も自分は絶対に優勝できるって思っていたし、周りも信じてくれていたんですよ」

――そういう雰囲気だったんですね。
「だから今回の扇久保さんも、本人は絶対に優勝できると思っていたはずだし、パレストラ松戸の鶴屋先生もそうですけど、みんなは絶対に優勝するって信じていたと思うので、感動しました。テレビ前で号泣しました」

――そこまで!
「嬉しくて」


――以前、話を聞かせてもらった時に、「扇久保さんは自分は追い込んで追い込んで、どこまでも練習する人」みたいなことを言っていたじゃないですか。
「はい」

――それだけに今回は結果に結びついてよかったですね。
「乗り越えて乗り越えて、ちゃんと掴むんだなーと思いましたね」

――まず準決勝戦で井上直樹戦に勝ったじゃないですか。
「あの時点で落ち着いていたじゃないですか。あの時点でもう優勝できるなって思いました。試合が始まって、これはイケるなぁ、って思ってからは(優勝できるなと)思っちゃいましたね。扇久保さんのペースだなっていう」

――今回のグランプリは、優勝候補の本命・対抗が朝倉海・井上直樹と言われることが多かったと思うんです。
「多かったですよね」

――それを扇久保選手が見事にくつがえしてくれた。
「(井上と朝倉の)どっちも倒しちゃったので。いやー、すごかったですね。うれしかったです(ニコリ)」

――カンナさんから見て、優勝するためのポイントはなんだと思いましたか?
「もう自分の得意な部分で闘っていたからじゃないですかね」

――得意分野で?
「(井上にしろ、朝倉にしろ)相手は打撃が強かったので。でも(扇久保は)テイクダウン能力もあるし、キープする力もあるので、自分の強みをしっかり出して、勝ったんじゃないかなと思います」

――なるほど。でも、自分の優勝した時のことを思い出すもんなんですね?
「思い出しましたね。だって自分は最後、扇久保さんに肩車されたんですけど、今回は鶴屋先生が(扇久保を)肩車をしていて。うわーって思って、こんな瞬間あるんだなあって思い出しましたね」

[文:Show大谷泰顕]

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