28日の火曜日は中山競馬場でホープフルS(芝2000m)が行われる。

2017年にGIレースへと昇格。のちの三冠馬コントレイルや皐月賞馬サートゥルナーリアなどクラシック戦線で活躍する馬も多く、来年の3歳牡馬路線を占う意味でも重要な一戦だ。

データで紐解く今年のホープフルS。GI昇格後の過去4年データ分析から浮かび上がったキーワードをご覧いただきたい。

◆【ホープフルステークス2021/出走馬考察】来春の牡馬クラシックを占う出世レース 有力馬の戦力がまるわかり

■コマンドラインを後押しする「馬券内率100%」データ

デビューから無傷の連勝でサウジアラビアRCを勝利。朝日杯FSをパスし、来年を見据えてこちらの舞台を選択したコマンドライン。評判馬の期待に違わぬ活躍をみせる同馬が狙うのは連勝の更新と最優秀2歳牡馬のタイトルか。はたして同馬を後押しするデータは

・前走急坂芝重賞勝ち馬の成績【2-0-1-0】

馬券内率は100%。コントレイルにダノンザキッド、ニシノデイジーがこれに該当しており、GIでの好走に至った。その3頭とは異なり前走芝1600mからの参戦となるが、兄アルジャンナは阪神芝2000mの新馬戦勝ち馬。C.ルメール × 国枝師のアーモンドアイ・コンビが新たな伝説を生む一戦となるか、注目したい。

■キラーアビリティを後押しする好走データ

2走前の未勝利戦を圧巻のレコード勝ち。その能力をいかんなく発揮したキラーアビリティ。今回は初の関東圏かつ多頭数の競馬と課題は少なくないが、不安要素を吹き飛ばすようなデータをご紹介したい。

・前走萩S組【1-1-0-1】 ・クラブ馬→4年連続馬券内

母数が少ないとはいえ、サートゥルナーリアが勝利を収めヴェルトライゼンデが2着。前述2頭がいずれもクラブ馬だった点は興味深い。この馬もまたキャロットファーム所属のクラブ馬。陣営が獲りにくる一戦だと捉えたとき、同じキャロットファームの所属馬エフフォーリアで有馬記念を制した横山武史騎乗は不気味に映る。

後編ではデータ面から浮上するホープフルSの穴馬候補2頭を紹介する。

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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「ホープフルS編」

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家

競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。