26日は中山競馬場でグランプリ・有馬記念(GI、芝2500m)が行われます。創設…

26日は中山競馬場でグランプリ・有馬記念(GI、芝2500m)が行われます。創設以来一貫して暮れの中山で行われ、1966年以降は芝2500m戦として行われています。

今年は宝塚記念&有馬記念の春秋グランプリ4連覇がかかるクロノジェネシス、天皇賞・秋でコントレイル、グランアレグリアらを撃破したエフフォーリアの2頭が人気。

それでは気になる騎手データを見ていきましょう。今回は2000年以降の過去レースを集計対象としています。

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■一発なら和田竜二騎手

今年の有馬記念に乗り鞍があり、2000年以降の有馬記念で騎乗経験があるのは次の12騎手です。岩田望来騎手、丹内祐次騎手、幸英明騎手、横山和生騎手の4名は有馬記念初騎乗ですね。

[2000年以降]有馬記念の騎手別成績

表から一目瞭然ですが、有馬記念で活躍できる騎手は限られます。その限られた騎手の中で着順の奪い合いをしていると考えた方がいいかもしれません。今回は連対経験があり、過去3鞍以上の騎乗経験がある騎手を中心に見ていきます。

その中で着順と人気のバランスに優れ、現実的に一発を狙えそうなのが和田竜二騎手。2001年こそ1番人気のテイエムオペラオーで5着と取りこぼしてしまいましたが、前年はそのテイエムオペラオーで人気に応えて勝利。

また、2013年は16番人気のタマモベストプレイで5着に好走しています。このタマモベストプレイが数値を押し上げている印象ですが、有馬記念で人気馬の走らせ方、穴馬の走らせ方とも分かっていそうですね。

同騎手は前日16時半時点で5番人気のディープボンド(牡4、栗東・大久保龍志厩舎)に騎乗予定。凱旋門賞では大敗してしまった同馬ですが、主戦の和田竜二騎手に戻って反発となるか注目です。

■C.ルメール騎手は安定感抜群

続いては今回騎乗する騎手の中で最多の6連対を誇るC.ルメール騎手を見ていきましょう。どうしても人気になってしまう騎手ではありますが、有馬記念では着順と人気のバランスが良好で、ほぼ人気通りの着順が見込めます。

これは2011年のエイシンフラッシュ(7人気2着)、2012年のオーシャンブルー(10人気2着)、2017年のクイーンズリング(8人気2着)などの人気薄を2着にもってきたことが影響していて、人気馬で取りこぼすことが過去あっても数字にケチはつけられません、

また過去2番人気以内の馬に騎乗した際は【1-1-1-1】の連対率50%、複勝率75%をマーク。4着以下に敗れたのは2019年のアーモンドアイだけで、残り3頭は全て3着以内を確保できています。

同騎手は前日16時半時点で2番人気のクロノジェネシス(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)に騎乗予定。先に紹介した熱いデータに該当しますので、馬連の軸や3連複の軸としての役割は果たしてくれそうですね。

■池添謙一騎手を買うなら頭

最後は集計期間内最多となる4勝を挙げる池添謙一騎手について見ていきましょう。多くの競馬ファンがご存知のようにグランプリでとてつもない強さを発揮するの同騎手。

2009年のドリームジャーニー(2人気)、2011年のオルフェーヴル(1人気)、2013年のオルフェーヴル(1人気)、2018年のブラストワンピース(3人気)で4勝を挙げています。いわゆるピンキリの着順ではありますが、有馬記念の勝ち方を熟知している騎手と言えますね。

同騎手が跨るのが今年の大阪杯2着馬ながら前日16時半時点で14人気のモズベッロ(牡5、栗東・森田直行厩舎)。近3走はフタ桁着順に終わっていますが、池添謙一騎手が跨るとなれば、頭まで警戒する必要がありそうです。

最後に人気のエフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸)に騎乗する横山武史騎手ですが、有馬記念の過去データだけでは巧拙を判断できません。また、中山芝2500mの過去データも調べましたが、人気馬に乗る機会がここまで少なく、データからはプラスにもマイナスにも評価できないと判断します。

そのため確たるデータの裏付けがあるC.ルメール騎手を有馬記念のデータ注目騎手として推奨します。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部 秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。