12月26日(日)に中山競馬場、芝2500mで行われるGI、有馬記念。ここがラストランとなるクロノジェネシス(栗東・…

 12月26日(日)に中山競馬場、芝2500mで行われるGI、有馬記念。ここがラストランとなるクロノジェネシス(栗東・斉藤崇史厩舎)が、レースに向けた最終追い切りを行っている。

 CWで団野大成騎手(レースはC.ルメール騎手が騎乗予定)が跨ってヒンドゥタイムズを追走。馬場入りして、1コーナーを回っていく時の前との差が15馬身くらい。その差が2コーナーを回ったところで10馬身くらいまで縮まって、向正面へと入っていく。

 6F標識を通過する時点でも同じくらいだったが、3コーナー手前で前を追いかけていこうという感じになり、差が徐々に詰まる。これが4コーナーを回る時には4馬身くらいの差になって、最後の直線は内から追撃態勢に入る。

 ラスト1F標識のあたりでほぼ並びかけて、ゴール前ではほぼ同入に見えるような感じ。1週前追い切りではゴール前が抜け出した形でふわふわしていたが、今回はそれもなく、力強く推進して最後まで走っていた。

 時計は6F81.1〜5F66.1〜4F51.8〜3F37.0〜2F23.3〜1F11.9秒。ゴール前よりも直線前半部分の11.4秒が最速で、ゴール前が11.9秒というラップの踏み方は気になるものの、ラストランに向けて、しっかりと負荷をかけた仕上げであることは間違いない。

(取材・文:井内利彰)