【天皇杯 決勝 浦和レッズvs大分トリニータ 2021年12月19日 14:04キックオフ】 準決勝では宇賀神友弥がゴー…
【天皇杯 決勝 浦和レッズvs大分トリニータ 2021年12月19日 14:04キックオフ】
準決勝では宇賀神友弥がゴールを決め、決勝ではアディショナルタイムに槙野智章が劇的なゴールを決め、セレモニーでは阿部勇樹がカップを掲げ……天皇杯の魅力の1つであるエモーショナルな部分が極限まで高まった状態で、選手たちはサポーターと喜びを分かち合うためにゴール裏へやってきた。
挨拶を終えた選手たちが全体での集合写真を撮ると、そこからは個別の記念撮影タイムに。天皇杯は、ゴールキーパーグループやキャスパー・ユンカーとアレクサンダー・ショルツのデンマークコンビを経て宇賀神のもとへやってきた。
宇賀神は阿部を中心に、槙野、興梠慎三、西川周作と共に記念撮影。長年浦和を支えてきた選手たちの穏やかな笑顔をもって、このセレモニーも終わりかと思われた。
しかし、終わらなかった。エモさ溢れる記念撮影が終わると、宇賀神はその場にとどまりメンバーを変えてもう1カット。塩田仁史、江坂任、関敏浩マネジャー。流通経済大学出身グループで構成されたその写真の中には、プロ1年目を戦い終えた伊藤敦樹の姿もあった。
■伊藤の積極性がよく出ていた
伊藤は浦和出身でユースにも所属。トップチーム昇格は叶わなかったものの、大学サッカーへと進み、昨年6月に浦和への内定を勝ち取った。
筆者が伊藤のプレーを初めて目の当たりにしたのは、今年1月に行われた#atarimaeniCupだった。背番号10でキャプテンマークを巻いた伊藤は、最終ラインでの出場ながら試合を作る選手としてプレーしており、非凡な存在であることは明らかだった。
リカルド・ロドリゲス体制になった浦和に加入した伊藤は、2月に行われた相模原とのトレーニングマッチで幸先良くゴールを決めると、開幕戦でいきなりスタメン出場。リーグ戦では36試合、ルヴァンカップでは12試合に出場し、天皇杯も決勝を含めて5試合で出場。柴戸海や平野佑一らとの併用で途中交代や途中出場も多いが、50試合以上に起用され、チームの中核を担った。
そして迎えた正真正銘の今シーズン最終戦、伊藤はタイトルが懸かった大一番で柴戸とのコンビでスタメン起用されると、持ち味である前での試合関与への積極さを増したプレーを披露。序盤に浦和が圧倒する大きな一因となった。大分が試合をコントロールするようになるとミスも出るようになったが、それによって消極的になり良さを失う、ということはなかった。