今年の中央競馬も残すところあと3日。年末のグランプリ・有馬記念には、天皇賞(秋)を制したエフフォーリア、ラストランと…

 今年の中央競馬も残すところあと3日。年末のグランプリ・有馬記念には、天皇賞(秋)を制したエフフォーリア、ラストランとなるクロノジェネシス、菊花賞を鮮やかに逃げ切ったタイトルホルダーなどがエントリーしてきた。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■12/26(日) 有馬記念(3歳上・GI・中山芝2500m)

 エフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)は今年の皐月賞馬で、秋初戦となった天皇賞(秋)では三冠馬コントレイルら相手に完勝し19年ぶりの3歳馬Vを飾った。ファン投票では歴代最多の得票数で1位。その支持に応えて、3つ目のGIタイトルを手にしたいところだ。鞍上は横山武史騎手。

 クロノジェネシス(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)は19年の秋華賞、20・21年の宝塚記念、20年の有馬記念でGI・4勝の活躍をしてきたが、ここがラストランとなる。凱旋門賞帰りで反動が気になるものの、帰厩後は順調に乗り込まれて良化傾向。前人未到のグランプリ4連覇を果たして有終の美なるか。鞍上はC.ルメール騎手。

 タイトルホルダー(牡3、美浦・栗田徹厩舎)は前走の菊花賞で会心の大逃げを決めて5馬身差圧勝。春のクラシックで届かなかったGIタイトルを手にした。今回は古馬重賞初挑戦で胸を借りる立場となるが、勢いのある3歳馬で侮れない。横山和生騎手との初コンビでどのような走りを見せるか。

 その他、今年の皐月賞、日本ダービーで3着のステラヴェローチェ(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)、エリザベス女王杯を10番人気で制したアカイイト(牝4、栗東・中竹和也厩舎)、今年の天皇賞(春)で2着のディープボンド(牡4、栗東・大久保龍志厩舎)、長くGI戦線を盛り上げてきたキセキ(牡7、栗東・辻野泰之厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時25分。