毎年冬の恒例行事となっている全国高校サッカー選手権大会。全国各地から厳しい予選を勝ち抜いた48校がしのぎを削る。中でも高校年代最高峰のリーグ「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ」に所属するチームは、Jユースらとの真剣勝負を重ね、よりハイレベルな舞台で鍛えられてきたと言えるだろう。今大会もプレミアリーグ所属の4校が出場。第1回は強豪ひしめく千葉県予選を勝ち抜いてきた流経大柏を紹介する。

千葉県に君臨する“二大巨頭”の一角

流通経済大学付属柏高校
部員数:130名 
所属リーグ:プレミアリーグEAST(5勝5分8敗8位)

千葉県には専修大松戸や​​習志野、八千代、日体大柏など強豪がひしめいている。そんな群雄割拠の千葉県サッカー界の“二大巨頭”として君臨するのが市立船橋と流経大柏だ。両校は最近9年間、千葉県大会の決勝で相まみえている。

流経大柏はサッカーだけでなくラグビーにも力を入れており、全国に名が知れ渡っているスポーツの強豪校である。そんな流経大柏は高卒からプロという道だけでなく、流通経済大学に進学後にプロになる選手が多いのも特徴である。

17、18年度の選手権では2年連続準V

過去の10年の選手権実績
2020年度:不出場
2019年度:不出場
2018年度:準優勝
2017年度:準優勝
2016年度:不出場
2015年度:不出場
2014年度:3位
2013年度:不出場
2012年度:不出場
2011年度:不出場
2010年度:3位

ここ2年は最大のライバル市立船橋に県内の覇権を握られていた流経大柏。しかし今年はその壁を打ち破り、3年ぶりの出場を勝ち取った。チームの目標はもちろん17年度と18年度に達成できなかった優勝を掴み取ることだけだ。

多くのトップJリーガーを輩出

主なOB
小川諒也(FC東京)
関川郁万(鹿島アントラーズ)
大前元紀(ザスパクサツ群馬)
林彰洋(FC東京)
小泉慶(サガン鳥栖)など

<注目選手> 
川畑優翔 
攻撃にアクセントを加える流経大柏のNo.10。単独でボールを運ぶ彼の推進力はチームに勢いをもたらす。

高足龍 
決勝戦2ゴールで優勝に貢献したサイドアタッカー。柔らかいタッチでのドリブルは一級品だ。

渋谷諒太 
攻守にハードワークを怠らない流経大柏のキャプテン。相手のカウンターの場面でピンチの芽を摘む中盤のフィルター役。

監督交代後初の選手権で悲願なるか!

今年の流経大柏の特徴はなんといっても球際の強さが印象的である。特に中央に構えるキャプテン・渋谷諒太を中心に全員が攻守にハードワークを怠らないチームだ。攻撃ではボールを奪ってからFW清水蒼太朗に預けて速攻を仕掛けるパターンや、両サイドにいるドリブラーのサイド攻撃からチャンスを作る。

監督にも注目だ。18年度大会を期に長年監督を務めてきた本田裕一郎さんからバトンを受け取ったのが榎本雅大監督だ。伝統を引き継ぎながらここまでチームを引っ張ってきた榎本監督にとって、また3年ぶりの出場となる今大会は選手にとっても初の大舞台。それでも流経大柏の強さを見せつけられるか?も見どころの一つと言えるだろう。

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