年明け早々から始まる新シーズンへ向けて選手たちが動き始める中、世界ランキ…
年明け早々から始まる新シーズンへ向けて選手たちが動き始める中、世界ランキング47位の錦織圭(日本/日清食品)が「ATP500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月13日~6月19日/グラスコート)に出場することがわかった。大会公式ウェブサイトなどが報じている。【関連記事】大坂、錦織、西岡が「全豪オープン」エントリーリスト入り。ナダルも参戦
2022年6月13日から始まる「ATP500 ハレ」は、グラスコートの大会としては同月27日に開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)に次いで大きな大会の一つ。1993年に始まり、通算10回の優勝を果たしているロジャー・フェデラー(スイス)をはじめ多くのトップ選手がプレーしてきた。
錦織は250大会だった2013年に初めて参戦し、これまで7回出場。最高成績は2014年・2015年のベスト4だ。今年は、当時世界52位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)に6-2、3-6、5-7の逆転負けを喫し、2回戦で姿を消した。
コルダとの2時間40分に及ぶ攻防を終えた後、錦織は「二人ともレベルの高い試合をしたと思います。第1セットの僕は良過ぎたぐらいでした。でも第2セットに彼はポジションを変えて、良いプレーをしました。第3セットはどちらが取ってもおかしくなかったです」などと手ごたえを口にしている。
2022年大会には錦織のほか、世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)、世界3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、世界10位のヤニク・シナー(イタリア)、世界11位のフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、世界29位のカレン・ハチャノフ(ロシア)が出場する。
ハレ大会と3年契約を結んでいるズベレフは「ハレに戻るのが毎年楽しみなんだ。この大会はとてもうまく組織されていて、移動が楽だし、周りの環境も理想的だからね」と語る。
また、グラスコートでプレーした経験が少なく、キャリアでの通算成績は0勝3敗のシナーは、ハレに参戦したのは予選敗退を喫した2019年の一度のみで、本戦出場は今回が初めて。得意ではないサーフェスだが、本人は「2年前のハレ滞在は短かったけど、素晴らしい雰囲気だった。今度はもっと長くその雰囲気を味わいたいね」と意気込んでいる。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭
(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)