■12月4日/J1第38節 名古屋グランパス-浦和レッズ(豊田) 4日に行われたJ1最終節では、名古屋グランパスと浦和レ…
■12月4日/J1第38節 名古屋グランパス-浦和レッズ(豊田)
4日に行われたJ1最終節では、名古屋グランパスと浦和レッズが対戦。浦和は後半に2度ネットを揺らしたが、いずれもオフサイドの判定となり、試合は0-0の引き分けに終わった。浦和は6位の成績で今シーズンを終えた。
主力選手の負傷が続いていた浦和だったが、今節はFWキャスパー・ユンカー、MF小泉佳穂、DF明本考浩、MF柴戸海がスタメンに復帰。さらに、今シーズン限りでの現役引退を発表したMF阿部勇樹、退団が決定しているDF槙野智章、DF宇賀神友弥の3人がベンチ入りした。
試合は序盤から浦和のペースで進む。ほとんどの時間帯でボールを支配し、ピンチの場面も少なかった。0-0のまま後半に入ると、浦和は負傷明けのユンカーと明本に代えて、MF江坂任と宇賀神を投入。後半26分、右CKを獲得した浦和は、キッカーの汰木がクロスを送ると、酒井が打点の高いヘディングで合わせ、ネットを揺らした。しかし、ここはVARのオンリーレビューの結果、オフサイドの判定で得点は取り消しに。後半42分にも右CKのチャンスから、DFアレクサンダー・ショルツが合わせてネットを揺らすが、これもオフサイドの判定になった。
その後も浦和は攻勢に出るが、チャンスを決め切ることができない。一方、守備では落ち着いて相手のカウンターを防ぎ、ほとんど決定機を作らせなかった。また、後半35分には阿部と槙野が投入され、ベテランらしい安定したプレーで試合を締めた。退団を迎える3人が同時にピッチでプレーをするのは、3月に行われた第6節の川崎戦以来、実に9か月ぶり。試合は結局、0-0のまま終了した。今シーズンの浦和は、18勝9分11敗で、勝ち点は63、6位でリーグ戦を終えた。
■ユンカー&ショルツ「Jリーグで活躍することは簡単ではない」
リカルド・ロドリゲス監督が就任して迎えた今シーズン、浦和は序盤こそ低迷したものの、徐々に指揮官の求めるプレーを体現し、特に中断明けは今夏の大型補強が当たり、飛ぶ鳥を落とす勢いで連勝を重ねた。ここ数か月は負傷者が相次いだ影響もあってか、思うように勝ち点を積み上げられない試合も多かったが、1年を通して新しい浦和のスタイルを築き上げることに成功し、常に上位争いの顔ぶれになっていたことは評価に値する。
シーズン中盤の浦和の快進撃は、4月下旬にチームに加入したユンカーの影響が大きい。5月のリーグ戦デビュー後から連続ゴールを記録したが、負傷などの影響で調整が続き、今節は3試合ぶりの先発となった。
天皇杯を見据えてか、後半開始と同時にベンチに退いたが、ユンカーは試合後の会見で、「Jリーグはレベルが高い。誰でも活躍できるわけではなく、そのためには工夫が必要」と話した。去年は、デンマークの1部リーグで27得点をマークし得点王に輝いたユンカーであっても、日本の環境やプレースタイルに順応し、Jリーグでコンスタントに結果を出すことは難しいということか。
また、8月に加入したショルツも、「ユンカーが言うように、Jリーグは競争力の高い、ハードなリーグ。日本に来て誰もが通用するわけではないし、リーグ全体のクオリティーが高いという印象を持った。タフな試合が多く、簡単なものはなかった。今シーズンはまずまずと言えるパフォーマスを見せることができたが、来年はより高いものを見せたい」と話す。
浦和というチームにとっても、個々の選手にとっても、それぞれに難しさもあったシーズンだったが、浦和にはまだ天皇杯が残っている。1年を総括するこの最終節では、天皇杯の決戦に向けて大きな収穫もあった。
■試合結果
名古屋グランパス 0―0 浦和レッズ