今週は中京競馬場でチャンピオンズカップ(ダ1800m)が行われる。
ソダシ参戦には驚かされたが、同馬以外にも地方馬カジノフォンテンやフェブラリーS勝ち馬カフェファラオなど各路線のチャンピオン・ホースが集結。冬の寒さを吹き飛ばす熱戦に期待したいところだ。
この記事ではデータ面からチャンピオンズカップを紐解き、攻略への糸口を見つけていきたい。
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■ソダシの鬼門は「馬券内ゼロ」のダートGI未勝利3歳馬
デビューから無傷の5連勝で臨んだオークスで初黒星。そのリベンジを期した札幌記念で並みいるGI馬を撃破し、秋華賞に臨んだソダシ。そこでまさかの敗戦を喫し、年内か休養か……と思われたところ次なる舞台になんとダートGI・チャンピオンズカップを選択した。血統背景は高い砂適性を感じさせるものだが、ひとつ気になるデータがある。
・ダートGI勝ちのない3歳馬【0-0-0-8】
ゴールドドリーム、カフェファラオ、そしてオメガパフュームなどがこれに該当。チャンピオンズカップに限ったことではないが、歴戦の古馬と戦ううえでGI勝利実績は大きなアドバンテージとなるのだ。今回が初ダートとなるソダシは当然、ダートでのGI勝利実績なし。越えるべき壁は決して低いものではない。
■テーオーケインズを後押しする「100%データ」
年明け初戦の名古屋城Sを制すると、トントン拍子で帝王賞まで3連勝。ダート界に突如現れた新星としてトップグループの仲間入りをはたしたのがテーオーケインズだ。ここはJBCクラシックで先着を許したディフェンディング・チャンピオンであるチュウワウィザードとの再戦となるが、今回はデータ面での後押しがある。
・新馬戦後を含めた叩き2戦目成績【3-0-0-0】
3戦3勝の数字以上に特筆すべきはその内容。2着に4馬身差圧勝の未勝利戦、単勝2倍の人気に応えた摩耶S、1000m通過59秒2の激流を早め先頭で押し切ったアンタレスSとズバ抜けたパフォーマンスを披露していたのだ。休み明けをひと叩きされて臨む今回の舞台は、4走前に勝利を挙げた中京ダート1800m。名実ともに砂路線NO.1の座に就く可能性は想定すべきだろう。
後編ではデータ面から浮上するチャンピオンズカップの穴馬候補2頭を紹介する。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。
▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「チャンピオンズカップ編」