東京パラリンピックで3つのメダルを獲得したパラ競泳の富田宇宙がプレミアム音声サービス「NowVoice(ナウボイス)」を更新。スペインでの大会を振り返り、印象に残った出来事を紹介した。■「小さな体で泳ぐことの大きな意味」の音声は【こちら】か…
東京パラリンピックで3つのメダルを獲得したパラ競泳の富田宇宙がプレミアム音声サービス「NowVoice(ナウボイス)」を更新。スペインでの大会を振り返り、印象に残った出来事を紹介した。
■「小さな体で泳ぐことの大きな意味」の音声は【こちら】から。
スペインに拠点を移したばかりの富田は「だいぶバタバタしております」と多忙な様子。現地の生活や、新しいチームの仲間たちに馴染もうと努めているという。
この日は、普段練習に使用しているスイミングセンターで水泳大会があったことを話題に挙げた。
バタフライや個人メドレーなど4種目に出場したが、富田はそこで日本とスペインの違いを感じたという。「4種目するなら普通は間にお昼がありますよね。そしたら9時に始まって12時過ぎに終わるからいらないよと言われて…もうハードトレーニングですよ」と現地の過密スケジュールを驚きとともに紹介。「1日が有効に使えるし、このスタイルに慣れていきたいなと思います」と前向きに語った。
富田がこの大会で「本当に素晴らしかった」と称えたのは、9〜10歳の子供たちのデビュー戦だ。
S1という最も重度の障害を持った子供が力強く泳ぎ、家族やチームメンバーが応援する姿を見て「チャレンジする過程を目の当たりにすることで改めて勇気がもらえた」と感動したという。
現在の水泳チームのマネージャーが語った「チームで最も重要なのは、水泳を通して、障害を持つ選手達やその家族が可能性を見出し、心も体も成長することで人生がよりよくなることだ」という理念に感銘を受けて、スペインでの所属先を決めたという富田。今回の大会を通して「こんな素晴らしいチームの一員として迎えてもらって幸せだなって思いますね。僕も成長していきたい」と改めて決意を固めた。
■「NowVoice」について
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